「ハイハイしない」等に関する事例

発達が遅い、立ちたがらない、つま先立ち、腕を伸ばしにくいように見える、ハイハイしない 1歳 女 №91

初回後 二日後からハイハイし始める、手を伸ばしやすくなったのか、伝い歩きも始めた
2回後 立つのが楽しそうな様子になった

施術感想
 初回、二語文が出ていたHちゃん。施術中も落ち着いていて泣くこともなくお母さんと楽しそうに過ごす、珍しい赤ちゃんでした。頭の変形はありましたが、膨らみがしっかりとあったことと、すでに二語文が出ていたことは関係あるのかも知れないなと思いました。
(耳後ろ下にコブのような凸があり、髪の生え際も左より大きく高い位置だった)(無痛分娩、促進剤使用)

頭の形:右後ろ凹、おでこ凸

ハイハイしない(ずり這い、つかまり立ちは出来る) お座りしない(座らせてみても嫌がってすぐにうつ伏せになり、自らお座りしようとしない) 1歳 男 №99

初回調整の数日後、突然ハイハイし始めた。また、自分でお座りするようになり、お座り姿勢でも遊ぶようになる。

施術感想
 つかまり立ちの時もグニャグニャして体幹が不安定な様子。左足外反足、首のシワがとても気になりました。仰向けの検査では頭が大きく横ずれする状態があり、立つと頭を乗せるために、その捻れが首のシワとなっているのではないかと推測しました。歪みは螺旋状に身体に捻じれを起こすため、左足の外反足のお子さんは非常に多いです。仰向けで頭の横ズレが減少していくに従い、首のシワも解消されていきました。いつも一杯泣いて、汗だくのAくん、もう少し頑張ろうね!調整継続中。
(陣痛促進剤使用、医師・助産婦に頭部を引っ張ってもらい出産)
右向き癖

頭の形:右後ろ凹、左後ろ左横への凸

ズリバイ、這い這い出来ない
体重増加、頭位成長が停滞している
明らかな頭の変形 1歳2ヶ月 男 №93

初回後 「脚の緊張が強くなってしまった」との事だったが、その動かし方から、必要な筋肉を自発的に鍛えてる状態と推測
2回後 ずり這いで脚を交互に動かす時があった
3回後 自力でよじ登りつかまり立ちをするようになる。(まだかなり前傾の立位状態なので、よりかかる様な立ち姿)
5回後 抱っこ時の首の不安定さが、初回時より明らかに減少。
6回後 ハイハイで移動出来るようになってる
7回後 自分でお座りし始めた
10回後 まだ倒れ込む様な状態だが、時々手を離してみたりしながら立とうとする。移動はハイハイとつかまり立ち
11回後 突然一人で歩き始めた。しかしまだ全体に動きが固く、頭が後ろに倒れるのか、ひっくり返る様な倒れ方をする。前に倒れる時は、手が出るが、脚の関節が使えないのか、しゃがめない様子。

施術感想
 頭部変形の度合い、肉体発達の停滞ともに大きいRくんでしたが、少ない回数で大きく変化しました。遺伝子疾患の状態でも、マス目の歪みを少なくしてあげることで、成長のサポートになるお子さんがいることを実感しました。
(通常分娩で出産、翌日に吐血と点状出血で大学病院に転院。2ヶ月で股関節の開きが悪い、筋緊張亢進の診断。MRIで脳の前頭葉が小さく小頭症と言われている。遺伝子疾患との診断)

頭の形:三角頭蓋、右後ろ凹み、小頭症

当時のブログ↓「頭の変形で首座りが出来ていなかった」

1歳2ヶ月 Tくん

発達経過
6ヶ月首すわり、11ヶ月寝返り、
12ヶ月おすわり少し
(座らせてあげると少し座っているが、維持は出来ない)
現在、ハイハイはできず、移動はズリバイ

2ヶ月で股関節の開きが悪い、筋緊張亢進の診断。
MRIで脳の前頭葉が小さく小頭症と言われている。

2歳4ヶ月の現在、運動面での発達は、
相談当初の状態からは大きく変化してきたが、
肉体面での発達(体重の増加、身長の伸び)は
ほぼ見られていない。

呼びかけに対する反応や笑顔も多く、
言葉を真似たりもするが、まだ喃語状態。

遺伝子検査にて、一応の疾患名もついているが、
その疾患の場合でも、寝たきり状態の方から、
特に支障無く成長している方まで様々なため、
遺伝子疾患により、肉体面の成長が進まないのかは不明。

骨格細分化検査では、調整開始当初、
どの体勢でもズレていた頭部中心ラインが、
3回目辺りから中心ラインのズレが整い始め、
その後、首の状態が変化してきた経過が
観察されている。この事から、
頭部の歪みにより、首座りが出来ていない状態にあった
と考える。

首座りの不安定さ(首座りが獲得出来ていない)を、
発達順序として、土台となる重要部分が通過出来ていない
と考えると、お座りやハイハイなど、
以降の発達全体が停滞する理由に挙げられる。

Yちゃんの事例同様、
→ハイハイがおかしい 立てない  Yちゃん
Tくんも首座りを通過出来ていない肉体状況にあったが、
医療機関でこうした事を指摘されたり、
その場合の対処法もないため、
「お座りまでは出来るのに、どうしてその次が出来ないんだろう?」
と悩まれてくるケースは非常に多い。

調整継続中

ハイハイしない、物を掴めない、お座り出来ない、左のみ転がる、両目斜視 1歳7ヶ月 男 №61

初回後 仰向けで寝れるようになる。高這いする
2回後 眠りが深くなった
3回後 ハイハイの形をとれる
4回後 ハイハイ2歩。倒れる時に手が出るようになる。顔を良く見るようになった。元気良すぎる。
5回後 膝立ちする。座位を1時間位保てる。カエルのようだが、ハイハイ出来る。
6回後 ハイハイ上達。指差しして何か言う。頭の形変わった

施術感想
 ハイハイが出来るようになりなることで、筋肉が発達し、頭の形も変化したようです。(臍の緒が巻きついていた。帝王切開)
頭の形:右後ろ圧迫強、三角頭蓋

発達停滞、自力で起きれない、自力で座れない、方向転換も出来ない 1歳11ヶ月 男 №33

初回後 よく笑うようになった
5回後 座位での移動が出来る様になる
9回後 おもちゃの車に乗れるようになり、動けることが嬉しそう
11回後 施術開始以前は食が細かったが、ご飯を食べられる様になってきた。また、2時間おきに起きていたのが、夜中に目を覚ますことなく眠れるようになった   

施術感想
 ほとんどのお子さんが施術を始めてから、明らかに笑顔が増えます。頭の歪みは不快感だけでなく、表情にも影響します。頭の歪みの苦しさを体験、通過した方にしかわかりませんが、頭の歪みが減少すると、なぜだか何もなくても嬉しいような顔になります。
(1週間保育器、2680グラム)
頭の形:左前右後ろから挟まれた様な斜頭、右後ろ圧迫が強く、頭部全体の膨らみがかなり小さい

寝返りのみ。ずり這いしない。医療機関にて低緊張と言われている 10ヶ月 女 №2

初回後 便通が良くなった
2回後 転がって移動するようになる
3回後 後にしか行けないがずり這いし始める

施術感想
初回後、便通がよくなったので、左目内斜視、左頭の変形と左の通りの悪さが胃腸へ影響していたようです。低緊張との事でしたが、抱っこ時の首グニャは見られませんでした。
 
頭の形:左後ろ圧迫、後頭部左上がりが大きい(母親も後頭部左上がりが大きかった)

ずり這いまで、寝返り不可、右向き癖(脳梁欠損症、頚椎癒合症、左脚成長不良) 1歳4ヶ月 女 №1

初回後 ハイハイし始める
3回後 つかまり立ちをするようになる座位では前傾姿勢が強すぎて、両手での支えが必要だったが前傾がなくなり、身体を起して座っていられる様になる
9回後 数秒だが手を離して立とうとするようになる

施術感想
 頚椎癒合部の影響が避けられない分、マス目の調整でどこまで変化するか、未知数でした。初回時、左背全体の高緊張、逆C字状態。左背短縮により、左腸骨が引き上げられ、左脚が吊られた様な状態でした。施術により左背高緊張と逆C字状態が減少。全身的な捻れの減少により、頸部の緊張も減少。活動しやすい状態になっていったようです。頚椎癒合部の骨格的変化はなくても、運動面でこんなに変化することに大変希望を感じました。

頭の形:右後ろ圧迫、頭頂部全体が小さい

当時のブログ↓

1歳4ヶ月 Sちゃん

・ずりばいはできるが、ハイハイが出来ない
・脳梁欠損症、頚椎癒合症と診断されている。
・うつ伏せから仰向けになることも不可
・座らせると右に傾き、前傾してしまう体を両手で支えている状態
・左脚が短い

初回調整後
・ハイハイで5、6歩だが移動を始めた

2回目調整後
・ハイハイでの移動が普通になった

3回目調整後
・特に変化なし

4回目調整後
・つかまり立ちを頻繁にする様になった
・お座りで前傾せずに体を起こして座っていられる様になる

頭部の変形だけでなく、左半身が縮んだ様に
ネジレており、左半身異常緊張。
しかし、調整の度に、左半身の異常緊張に
緩みがみられ、左半身の縮みが減少。
2回目後、お座りでの腕の支えはまだ
必要な様子だったが、頭部の左かしげは
減少している様子がみられた。
3回目後は左半身の縮みより、
右前・左後の前後ネジレの方が目立っており
明らかに全身的なネジレの変化・減少がみられる。

頚椎癒合症という事で、頭部の左かしげが起点となる
全身のねじれであれば、調整による変化は難しいと思われた。
しかし、調整の経過から、Sちゃんの体のネジレは、
頭部にあるマス目の歪みの影響も大きいとも思われる。
頚椎癒合症自体は治療方法がない為、
不調がなければ温存していくしかない。
しかし、全身的なネジレの減少に伴い、
動きに明らかな変化が見られている。
運動機能の発達により今後の発達が期待されるが、
最近撮ったレントゲンでは
大腿骨頭の大きさの左右差を指摘されている。
ネジレの減少が、成長時の左右差の軽減に
どこまで反映していくかは分からないが、
少しでも左右差の少ない状態に近づける事で
今後の成長には大きくプラスになると思われる。

ハイハイがおかしい 立てない 発達全体の遅れ 2歳5ヶ月 女 №125

2歳5ヶ月  Yちゃんの事例から
「調整経過」
「全身状態の変化と自発的運動」
「首座りの誤解について」
これらを三回に分けて見ていきます。

第一回「調整経過」

Yちゃんの発達経過
生後6か月首座り、8か月寝返り、1歳1か月お座り、2歳ハイハイ

頭の形:一見丸く膨らんでいるように見えるが、頭頂部の右後部の低さが明らかで膨らみの左右差が大きい。額の上下幅が狭く凸状。頭部全体が圧縮されることで左右に開いた顔貌。

現状
・ハイハイで、手足を左右交互に動かすことが出来ず、
 ぴょんぴょんと飛び跳ねての移動。
・手を持って支えてあげると立てるが、
 手を引いて歩かせようとしても脚が左右交互に出ず、
 倒れ込むように前進している状態。
・発達全体の遅れ、低身長、低体重、斜視
・情緒豊か、理解力もあるが、喃語状態で言葉は出ない

どの検査でも異常は見られず、
「今の医学では解り得ない、原因不明」と言われている。

調整経過
初回後 「積極的に動き回る、活発さの明らかな向上」
3回後 「おもちゃなどへの関心が強くなり、
     以前は渡してあげると手にとっていたのが、
     自分から手を伸ばしてとろうとする」
5回後 「周囲の人から顔が変わったと言われる」
    「ハイハイ移動時、段差を越えようとする際に、
     脚を交互に出すようになっている」
10回後「壁に寄りかかった立ちで両手で物を持って遊べる」
    「身体の大きさがずっと変わらなかったのに、
     オムツが今までのMでは足りなくなりLにサイズアップした」
12回後「手を持ってあげると自分から脚を左右交互に出そうとするようになった」
    「色んな物への関心が凄く、家中何でも触って確かめようとする」
16回後「ついに普通のハイハイをし始めた。
     左右交互に出せるようになり、祖父祖母泣きそう、
     家族中大喜び「やっと本来の成長になってきたんだ!」」

調整継続中

Yちゃん「全身状態の変化と自発的運動」

第二回「全身状態の変化と自発的運動」

1、全身状態の変化
初回全身状態
・頭部全体の強度の上下圧縮、特に後頭部の強い短縮
・背面全体の強い筋緊張
・振り向き時、首が折れる様なグニャリとした状態になる
・座位での肋骨下縁と腸骨上辺との間に隙間が全くない
・静止立位での強度肩上がり(頭が埋まったような上半身の圧縮感)
・幼児独特の揺らぎのない「固まった立ち姿」
・膝の過伸展(膝関節の反り過ぎ)
表情が険しく、やぶにらみ様

調整直後は、
後頭部短縮緊張と表情の柔和、
全身の力み感は減少するが、
4回目までは大きな変化なし。

5回目調整前検査
座位:後頭部の短縮が調整直後の「緊張緩和状態」にあり、
   背骨周辺にも柔らかさが出てきている。
   これにより振り向く時、今までは
   局所的に首周辺しか動かせずにいた状態から、
   胴体も含めた緩やかな動きになり、
   首が折れ曲がる様なグニャリとした振り向きが半減した。
立位:膝の過伸展が見られなくなり、
   膝関節に遊びのある幼児らしい立位状態に変化。
   強度の肩上がりも減少。


2、自発的運動
この頃、
「膝立ちで両手を振り子の様に前後に振る動き」
をしきりに繰り返していた。
また、段差の乗り越え時、
脚を左右交互に出すようになった頃。

緊張で固まっていた筋肉が緩んでくると
その分、バランス感覚や中心感覚を高める必要がある。
腕を前後に振る事は、首肩周辺の縮んだ筋肉を
緩めながら伸ばす効果がある。
これを、膝立ちで行うと同時に
バランス感覚、胴体部強化にも効果的。

他のお子さんでもよく見られることですが、
身体が変化してくると、
今まで使えずにきた部位が動く様になるのが分かるのか、
無意識に必要な動きや、
特定の動きを繰り返すことがあります。

こうした「自発的運動」は、身体の発達を促す場合だけでなく
不快状態を緩和する際にも、起こることが考えられます。

頭部を左右に振る、全身が小刻み揺れる、
痙攣様の動きなどの後、落ち着くお子さんがいます。

マス目の歪みや、筋肉の拘束感、不快感が強度の時、
身体が恒常性を保つために、行っている場合がある
事が考えられます。

9回調整直後 座位で首が立ち始める
この日の調整時も、ニコニコ、伸び伸びした様子で、
初回の険しい表情からすると、子供らしさが感じられる。

15回後 背面部の筋緊張が更に減少。
     幼児らしい筋肉の柔らかさ。
     手つなぎで脚を左右交互に動かせるようになってきた頃。

9〜15回までの間、
高這いの様な動きをしきりに行っていた。
背面の緊張減少に対し、胴体前面部、四肢の強化を
行っていたものと思われる。 

子供達の経過を見ていると、
身体と言うのは、誰に教わるものでもなく、
自分に必要な運動が分かる様に
出来ているんだなぁと感じさせられます。

筋肉が本来の伸縮性のある状態に
変化してきているYちゃん。

今よりも、もっと自然な表情、
自然な動き、思うように動ける身体に向けて、
家族中で見守っています。

Yちゃん「首座りの誤解について」

第三回「首座りの誤解について」

発達経過
生後6か月首座り、8か月寝返り、1歳1か月お座り、2歳ハイハイ

お申込時に頂いた発達経過では
1歳1か月お座りとのことでしたが、
初回時、お座りの観察では、
座位での肋骨下縁と腸骨上辺
(あばら骨と骨盤)との間に隙間が全くなく、
全身を上下に短く圧縮する方向の力が、
身体をギチギチに固めている状態でした。

この圧縮固定状態により
「一見お座り出来ているように見える」事があります。

また、座位では胴体の真上に頭部が乗っていますが、
頭と肩が近すぎで首の確認が困難な状態にあり、
お座りの胴体同様、圧縮固定状態により
「一見首が座っているように見える」事があります。

動作時の観察では、
・首の伸縮(首が立つ)がなく、
・振り向き時、顎が上がるように
 首がグニャっと折れ曲がる。

「首の筋肉が骨格を支える状態になく、
ただ重力による圧力だけを受け続けている
ような状態」ですが、通常、
こうしたことは一般の方には見分けはつきません。
また、ある意味では、その安定した座り姿から、
医療関係者でも分かりにくいのかも知れません。

調整開始当初のYちゃんの全体像
頭部に上下圧縮が強くかかるような歪みの状態があり、
「頭蓋骨の重さが下方向への圧力として
 のしかかる様な骨格状態」
にありました。本来は
「頭蓋骨から背骨が下方向へぶら下がる骨格状態」
が必要です。

重たい頭を支えるのですから、
頭の重さが下方向にかかるのは当然です。
しかし、上体を起し、立つことを困難にする様な
不自然な圧力となっている場合があります。

この場合、頭部の重さが下方向への
強い圧力としてかかり続けるため、
上半身を起こし姿勢を維持するのに
強い筋緊張が必要となります。

圧縮される方向に力がかかってくる中で、
強い筋緊張を強いられる状態にあるため、
思う様な動作もしにくく、発達への影響が考えらます。