「お座りも出来ているのに、なぜ立てないの?」

ご相談に来られる方の多くが、医療機関の発達検査では、
「お座りまでは出来ている」と言われていますが、
中心軸整体の検査では、「まだ首座りが出来ていない」
「お座りと呼べる状態にない」ということがよくあります。

立てない、歩けないというのは、
「まだそこまでの発達に至っていない身体の状態にある」
と考えられます。

外見上は、他の赤ちゃんと変わらないように見えても、
実際はまだ、立つ、歩くための身体の準備が
整わずにいるのかも知れません。

こうした準備が整い、通過した後に
「たっち、あんよ」へと進むことが出来ます。

身体の準備が整わない、発達が遅れる、停滞するその原因は不明ですが、
中心軸整体で考える「マス目の歪み」、「マス目の拡張」というものが影響していたケースは
非常に多くあります。

私達の肉体には、骨や筋肉、皮膚のように、
肉体を構成する要素の一つに「マス目」という存在があります。

まだ知ってる人が少ないだけで、実在するものですが、
こうした事は現代科学、医学界では、
まだ認識されてはいないものです。

「マス目」は「マス目の置かれた状態」により
筋骨格に様々な影響を与え「身体の歪み」という形で、
個々の違いを生じさせます。

そしてこの「マス目」の存在は、
重力下でヒトが成長し、立ち歩く事に
とても大きな影響を与えます。

これまでの事例検証では、
マス目の歪みと頭の形、施術により
発達状態が変化していくことから、
こうした肉体状況におかれている子供達が
多くいることが解ってきました。

「立たないのではなく、立てない」

検査でも何も異常なし、
運動療法などでも一向に変化しないお子様の中には、
・表情に覇気がなく、
・うつろな目、
・ボンヤリした様子
の事があります。
こうした様子から、医療者側には
「やる気がない」
「立とうとする意欲がない」
と思われしまい、親子共々行き場のない状態でご相談に来られることがあります。

立ちたくない、立つ気のない子などいるのでしょうか?

これまでの事例から「立ちたくても立てない何か」や
「立とうとする意欲をそがれる程の肉体状況がある」と考えています。

今まで出会った子供達は皆、
「立てそう、歩けそう」と感じ始めると、
驚くほど意欲的に自ら訓練を始めます。

中には恥ずかしいのか、
親が見ていないところで、こっそり練習していた話しも聞かれます。

数回の施術で立てるようになる子もいれば、
何十回も時間、回数のかかる子もいます。

何が起きているのかを知ることで、
子供に対する見方が変わり、
親御さんの表情も穏やかになっていきます。

こうした親の変化が子に与える影響というのも、
計り知れないものがあり、
言語以外のコミュニケーションの持つ力
を思い知らされます。

「発達と歪み研究所」では、
骨格細分化調整という調整法を用いて、
・マス目の歪みは、ヒトの発達と歪みに
 どの様な影響を与えるものなのか
・ヒトの骨格構造的理解と合わせて、
 そこから見えてくる「老化と表現される構造変化」との関係
等について、調整実例、実体験を元に
様々な角度からの研究を行っています。