斜視と頭の形、関係あるの?
頭の形のいびつさや、発達の遅れのご相談の中に、斜視が含まれていることがあります。
施術により、ご相談内容全体が変化していく中で、斜視の改善、変化が伴うことがあります。
これは、斜視が単に目の筋肉だけの問題でなく、頭部全体の歪み・捻じれにより起きている場合がある
ということだと思います。
頭の筋肉を酷使するからなのか、歪みで締め付けがきつい状態にあることが斜視を強くしているのかは、定かではありませんが、頭の形というより、頭皮がガチガチに固く、張り詰めたような皮膚状態のお子さんが多く見られます。
また、ヘルメット治療を受けていた赤ちゃんがヘルメット装着時は、斜視が強く現れ、外すと斜視が緩くなったり、寒い日などに皮膚が強ばる、縮むような時は斜視が強くなるといったお話を聞きます。こうしたことからも、頭皮の緊張、締め付けが関わっているお子さもいるようです。
斜視の原因(中心軸整体の見解)
私達の肉体には、骨や筋肉、皮膚のように、肉体を構成する要素の一つに「マス目」という存在があります。そしてこのマス目一つ一つには方向を感じるセンサーのような機能があります。
赤ちゃんの場合、異常がない場合には、追視(頭は動かさずに眼だけでものを追うこと)生後6か月ごろには眼球が正常な位置になるそうです。
しかし「マス目の歪み」が大きい場合は「マス目の方向」と「実際の目の方向」に大きなギャップが生じ、斜視のように見える状態となっていることがあります。
斜視、成長への影響は?
畑中自身、マス目の歪みの施術を続けるうちに斜視がかなり目立たなくなりました。正確には「間欠性外斜視」「斜位」の状態で、目の筋肉が固定されている状態ではないため、手術レベルではありませんでしたが、小さい頃からいわゆるロンパリ状態にあり、異常な運動神経の悪さや、姿勢維持が難しかったことに影響していたものと思います。
目を正面に寄せる力が強かったので、成長とともに多少目立ちにくくはなったようですが、
必要以上に右目の筋肉を酷使していたことが、成人以降の慢性頭痛や気分の不快感となっていた
ことが、後になって解ってきました。
目の見え方はバランス機能への影響が大きく、その後の運動機能や、姿勢、身体の歪みにも影響していくので、なるべく小さいうちに専門機関で適切な治療を受ける必要があります。
しかし、これらで改善がみられず、明らかに頭の形がおかしい、発達全体の遅れなど、気になることがあり、斜視もあるお子さんの場合、早期に施術を検討されることをおすすめしています。