Yくん 3才 

血液検査、MRI、CT、脳波、レントゲン、
いずれも異常は無い。

内股で尖足、ふくらはぎは、過緊張。
体幹は、やや低緊張。
咀嚼ができない。うまく話せない。

「自立歩行は出来るが不自由」との相談内容を
頂いてから、初回までの3ヶ月の間に、
姿勢維持が更に低下、そのせいか
本人も立ちたがらなくなっている。

・初回立位検査
なんとか立てるが、上半身が40度前傾、
それ以上起こしての立位は不可。
・うつ伏せ検査
背面部全体の緊張が強く、
右側面がCの字に縮むように捻れる。
また、脚の付け根がベッドに沈まない為、
臀部を突き出した様な状態。

頭部の膨らみはあるが、額凸状と頭の大きさに対し、首の細さが非常にアンバランスな印象。
胴体もグニャグニャで、大きめの頭を支えるのが難しそうに見える。
四肢の発育に特に異常はみられないが、骨格細分化検査では、マス目の歪みがみられた。

初回 頭部調整
調整後、姿勢が良くなった様な気がするが
他は特に変化なし。

遠方の為、2日連続調整
二日目の調整も、初日同様、頭部調整のみで終了。
調整直後、40度の前傾が大きく変化、
上半身をほぼ垂直に保った状態での
つかまり立ちがみられた。

二日間の調整後、歩きに関しての不調は変わらず。
しかし、つかまり立ちの姿勢では、
上半身の前傾がなく、真っすぐに立っている様子は続いていた。

そして一週間後、つかまらずに歩き出す。
内股や尖足はあるが、家の中を自力歩行で
移動出来る様になった。

調整から二ヶ月近く経ってきて、
上半身の前傾傾向がやや見られる状態。

三回目調整 頭部調整
うつ伏せでの背面部の緊張は明らかに低下し、
臀部の浮きも減少していた。

調整継続中

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