九州から一泊二日連日施術
初回(2回)施術後 お座りができるようになった。まだ自分で立ち上がることは出来ないが、立たせてあげるとつかまって立っていられる
二ヶ月後、二回目の来訪
初日施術後の夜、初めて母親に這い上がるように、つかまりながら自力で立ち上がった
二回目の来訪(施術4回目)の後、一人で立ち、歩ける、小走りもできるようになった
施術感想
首がグラグラ、折れる様に後方に倒れる、全身グニャグニャなのに、施術中の反り返りの強さが強烈で、どう見ても筋肉の発達に問題があるようには思えませんでした。D君の様に、筋肉の発達に特に問題がなく、頭部そのものの膨らみ、大きさのあるお子さんの場合、施術による変化が早いことが多いです。初回検査時、うつろな目でぼんやりと天井を見つめていたのが嘘のように、笑顔いっぱい、活発になりました。
頭の形:左後ろ圧迫、額凸当時のブログ↓(1歳3ヶ月)D君、その後↓2歳9ヶ月
当時のブログ↓1歳3ヶ月
1歳3ヶ月 D君
不安定な首の座り、ハイハイしない、座れない、立てない
反り返り強
首がグラグラ、折れる様に後方に倒れる
背骨は丸く、グニャグニャ
土踏まずなし、内踝下がりのX脚
まぶたの下垂、顎上がり
頭部全体の膨らみ、大きさはあるが、
マス目検査では後頭部の中心と頸部の中心のズレが大きい。
また、頭部前半分のマス目が圧縮された状態。
D君、九州から一泊二日で二日間の連日調整。
調整の後、お座りが出来る様になった。
ずりバイでの移動でまだハイハイはしないが、
立たせて上げると、つかまってなら立っていられる様になる。
また、うつろな目でぼんやりと天井を
見つめている様子が見られなくなった。
反り返りも、機嫌の悪い時などややある位で、
とても少なくなった。
二ヶ月後、二度目の連日調整を行う。
前回印象的だった瞼の下がりが減少し、
半開き状態の目が開いている。
調整前、広すぎた足幅が調整後、狭まる。
頭部調整により、股関節本来の
背骨を支える力が生まれやすい角度に変化している事を意味してる。
この日の夜、初めて母親に這い上がる様に
つかまりながら自力で立ち上がった。
調整による変化、何回で独立、独歩に
なるかは個人差があります。
歪みの大きさ、年齢、全身の発達状況の違い等により様々です。
調整後、お座りや立ち歩くなどの変化が見られない段階でも
背骨の反り返り具合、仰向けでの胴体、頸部、頭部の位置の変化、
歩けなくても立てる子であれば、
立位での脚の開き状態などの変化を追いながら
調整を進めていきます。
頭部のマス目の歪みが大きすぎる場合、
頭から下方向に押し込まれる様な圧力がかかり続ける
体の状態に置かれます。
下方向に押し込まれる時、
捻れによる回転力が首の異常な反り返りや、
常に後方を見る様なポジションとなっている場合があります。
背骨本来のの長さを保てなくする圧力により
背骨全体の異常な反り返りが起きていると考えます。
また、反り返りとなっていない場合でも、
捻れごと真下に圧縮する状態が強いと、
狭すぎる肋骨間や、首の存在が分からない位に
鎖骨の真上に頭がある事もあります。
いずれの場合も、身体がVの字に割れる様な力が働く結果、
股関節が使えない状態が起きていると考えています。
調整後すぐにお座りや立つ、歩くに至っていなくても、
上記の様々な観察から変化を追います。
この部分の理解が低いと、
調整が進行している事が分からなくなります。
顎の上がりや、瞼の下垂、内踝の下がりとなる脚状態等は、
発達の相談に来られる赤ちゃん、子供達に多く見られる特徴です。
全身の比重として頭部、胴体が大きく、
脚が短い時期に調整を開始した場合、
胴体部優位の本来の歩きとなりやすい事でか、
歩き出しが早い傾向にあります。
胴体部の発達が弱いまま、脚の長さが出てきてしまうと、
重心の定まらない非常に不安定な状態となる事から、
歩きの獲得の為に、調整と同時に胴体部を強化するような
遊びなどを加えて頂き、同時進行させる必要が出てきます。
また、今回のD君の様に、筋肉の発達に特に問題がなく、
頭部そのものの膨らみ、大きさのあるお子さんの場合、
調整による変化が早い傾向にあります。
もちろん、これも歪みの大きさ、
複雑さにより個々の違いがあります。
頭部全体や、後頭部の膨らみが低いお子さんの場合、
調整と同時に本来の大きさに成長していく期間が必要となる為、
進行はゆっくりとしたものとなります。
皆さん多様な違いがあり、
様々な角度から個々の状況把握に努めていますが、
調整師側で考える調整の進行と、
ご両親の考える調整の進行に違いがあるのが普通です。
限られた時間内でご理解頂くのは難しい為、
事例レポートだけでなく、こうした部分にも焦点を当てた記事を
今後増やしていきたいと思っています。
D君、その後↓2歳9ヶ月
「寝返り、ズリバイ、ハイハイ出来ない」について、中心軸整体の見解はこちらへ
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D君、その後↓2歳9ヶ月
D君 2才9ヶ月になりました
九州地方から来られ、当時は月に一度、2日連続調整を行なっていました。発達全般の遅れと立てないことのご相談でしたが、今回は玄関から1人で歩いて入ってきました。
現在は1人で立ち、歩ける様になり、小走りも出来る様になっているそうです。
今回のご相談内容
・非常に転びやすく、
・階段を1人で上り下り出来ない。
言ってる事も理解出来て、二語文も出るが、
・言葉が遅めな事が心配。他、
・座ってる時、背中が丸まり、
上半身を立てておけない。
立位
胸郭は膨らんでいるが、背面部から見ると、
下半身に対して上半身が前めになる為、
・背骨を反らす事で立位を維持している状態。
・大腿部は内股に捻れ、膝下はX脚、
内踝下がりで左外脛骨状態。
初日、40分泣きっぱなし、その後、熟睡。
二日目は20分程の泣きで熟睡。
・座位での背中の丸まりが半減。
・左脚の外脛骨が軽減、左右同じ様な捻れに変化。
・立位の背中の反りは昨日の半分位に変化。
・初日、重くかぶさった様な瞼が上り、
目がパッチリとした顔で帰って行った。
D君、初回時、頭部全体の膨らみはあったが、
・後頭部の変形が強く、
・その影響が首の筋肉の左右差
となる状態が目立っていた。
首が不安定すぎて、ハイハイもお座りも
出来ない状態となっていた。
2日間の連日調整にて、
・ズリバイ、お座りが出来る様になる。
2回目の連日調整後、
・ハイハイからよじ登って1人で立ち上がる
事が出来た。その後、
・つかまり立ちでの移動と、
・10歩程度の独歩が可能になる。
3回目の連日調整後から、冒頭の状態へと
成長が進んできた。
2014年11月の記事↓
1歳3ヶ月 不安定な首の座り、ハイハイしない、座れない、立てない
D君の場合、調整の度に毎回変化し
順調な経過です。
しかし、歪みの大きさや複雑さ、
肉体の発達状況等により、変化には個人差があります。
首の座りや、お座りだけでも
10回以上かけて獲得するお子さんもいます。
また、前回ブログのRちゃんもそうですが、
立てない、歩けない、首が座らない、お座り出来ない等、
運動発達全体が遅めのお子さんの場合、
言葉の発達も遅めの傾向にあります。
ただ、独歩の獲得以降、
言葉に関する問題に急に進展が見られる事は多く、
二足歩行の獲得と言語の発達、
その背景に、発声器官の構造上の変化や、
頭位の安定等の関わりの影響を考えさせられます。
しかし、立ち歩けるのに、言葉が出ないお子さんや、
立ち歩けないけど、言語の発達は滞り無く進んでいる
ケースもあるので、様々な原因がある事と思います。
骨格細分化調整におけるマス目の歪みは、
歪みの減少をもたらすだけのものではなく、
発達途中にあるお子さんの場合、
発達そのものを促す方向にあるものと考えています。
マス目の歪みが発達全体に影響を与えている場合、
現状の問題に変化が見られる可能性があります。