2回後 話すのが辛そうな感じが半減、姿勢改善してきた
6回後 言葉多少つっかえる程度で、吃音気にならなくなった。アトピーも徐々に減少(食事や漢方なども並用)   

施術感想
 大きく膨らんだ頭の回転のよさと、グニャグニャと不安定な胴体のアンバランスが言葉に影響していたように思います。大人で例えると「気が昇った(頭に血が昇った)ような状態」に似ています。話そうとすると興奮してひっくり返るような感じです。
 強度の反張膝・骨盤後傾(尾骨触れない位)、頭の大きさに対して首が細長く不安定、頭の大きさに対して骨盤が小さく、下肢全体が不安定な状態。頭部だけでなく、骨盤周辺の歪みの多いお子さんでした。(切迫早産)

頭の形:全体に膨らんでいるがおでこ凸、頭頂前側凸、首が細すぎてグラグラ

当時のブログ↓初回〜3回目

3歳前から急に吃音症状がでるようになった。
現在6歳で、どもりながらも、とてもよくしゃべる。
しかし、滑舌が悪く、母親以外には
何を言っているか、わからないことが多い。

ひどいときは、話すことがとても苦しそうで、
視線を上にあげて、白目をむいてしまう。
療育機関に通い、家でも接し方など気をつけたが、
良くなる気配はない。

初回立位
・骨盤後方回転が非常に大きく、尾骨の確認が出来ない程、
 仙骨が前方にめり込んだように位置している。
 →骨盤の後方回転を本来の角度に誘導してみるが、
 上半身が前傾しすぎてしまい立っていられない。
・非常に強い反張膝。
 →反跳膝を本来の関節状態に置かれるように誘導すると、
 上半身が後傾しすぎてしまい立っていられない。
・立つ為に必要な、腰椎部の二次湾曲が全くなく、
 その代償として、股間節、膝に過剰負担が生じている状態。
・座位で骨盤を立てる事も不可能な為、
 背中の丸まった状態と成らざるを得ない。

初回調整
仙骨、腰椎中心に歪みが表面化しており、
その後、頭部の歪みの表面化が見られた。

調整後、
・反張膝と全身のグニャグニャ感が減少。
・調整前は出来なかった本来の膝関節状態で
 立っていられる様になる。
反張膝は今後減少していく事が予想されるが、
膝への負担はなるべく早く減らしていく必要がある為、
可能な範囲で膝、股間節への負担の少ない立ち方の指導を行う。

二回目調整
上肢の歪みが表面化
・調整後、胸椎2番にあった後湾の中心が
 胸椎5番に変化、
・肩の緊張が低下し、
・首の長さが保たれる状態がみられた。

三回目調整
肋骨、頚椎の歪みが表面化
調整後の立位では、さらに安定した様子がみられた。

S君、二回目調整以降からは
「話すことがとても苦しそうで、
視線を上にあげて、白目をむいてしまう。」
が起きなくなった。
「吃音はまだあるが、
何を言っているかわからないことが少なくなった。」
「暑くなって久々にアトピーがひどくなった時、
膝裏は今まで同様ひどくなったが、
肘の内側は以前のようにひどくならなかった。」

立位での骨盤角度が変化しながら尾骨の前方もぐりが減少、
触れる様になってきている。
しかし、まだ座位にて骨盤を立てられるまでにはない為、
座位での背中の丸まりは減少しない。
この点については、
現状で負担のない範囲での姿勢指導を行う。

S君、アレルギーに配慮した食生活を
実践しており、食害の問題は考えにくい。
歪みによる腹部圧迫(消化機能の低さ)と
関節部の流れの阻害が考えられる。

大人でも緊張などで上がってしまうと、
気が頭に昇った状態となり、
早口、ろれつが回らない等がある。

歪みの影響で肩首、頭が
興奮しすぎる状態にあり、
対照的に腹部が重さを持てない
身体環境がS君の滑舌に影響を与えている
事が考えられる。

調整継続中。

チック、トゥレット症候群、どもり」について、中心軸整体の見解はこちらへ