初回後 お母さんの両手につかまりながらのヨチヨチ歩きが出来るようになる。まだ50歩位だが、調整前は、手につかまっても、怖いのか立ち上がることが出来ず、この状態での歩きは出来なかったとのこと
18回目、手を離して一人で60歩の移動が出来た
40回目辺りでは、歩行の安定、転びにくくなり、早歩きまで出来るようにもなる
50回目辺り 二語文以上のお話が激増
現在、小走りから走りの動きに向上

施術感想
 低緊張、関節が柔らかすぎる(PTに言われている)とのことでしたが、仰向けの検査時、筋緊張が高く、カエル足にならない状態でした。動作時に伸展しにくいことが、棒状歩きとなっている様子で、全身的に皮膚の質感が張り付いたようなパツパツした状態でした。伸縮性の低い肉質のためか、アトピー性皮膚炎があり、痒さのあまり、夜中何度も起きてしまうことでもお困りでした。施術開始当初は、痒さで泣きじゃくる姿が本当に痛々しかったです。お母様が毎週のように新幹線で半日かけて通って下さった甲斐あって、今では活発すぎる位の元気さとバリバリの関西弁で沢山おしゃべりしています。(MRI、染色体検査、異常なし)

頭の形:左後ろ凸型斜頭、額凸。真上から見ると落花生のように頭頂中央前よりが締め付けられ、他が破裂しそうな形

当時のブログ↓初回施術後

1歳6ヶ月 Kくん
相談内容
発達全体が遅め、手を離しての一人歩きが出来ない。
特定のものにならつかまって歩けるが、低緊張、PTには関節が柔らかすぎると言われている。
仰向けや座位では関節な普通に動かせるが、歩行では脚の関節を曲げずに棒状態でしか動かせない。
アトピーの痒さのためか、夜中何度も起きては泣く。
低体重、体の大きさに対し、頭位が大きい。MRI、染色体検査、異常なし。

生まれた時から向き癖が強く、後頭部変形のため、生後5か月から3か月間、リモルディングヘルメットを装着していた。吸う力が弱く母乳はあまり飲めていない。乳児時、反り返りが強かった。

頭部全体は大きく膨らんでいるが、マス目の位置は、膨らんだ形状に伴わず、ズレた状態。
単語数はまだ少ないものの、言われていることや物などに対する認識や理解もある。

関西地方から宿泊で来訪。2日連続調整。

調整以降、お母さんの両手につかまりながらのヨチヨチ歩きが出来るようになる。まだ50歩位だが、調整前は、手につかまっても、怖いのか立ち上がることが出来ず、この状態での歩きは出来なかったとのこと。
睡眠にも変化があり、夜中目覚める回数が減った。目が覚めてもすぐに寝付ける、深く眠れるようになった。睡眠の質が上がった影響か、アトピーも少し良くなったとのこと。
調整継続中。

当時のブログ↓変化の様子とお母さんの気持ち

Kくん 1歳6ヶ月

初回調整後、お母さんの両手につかまりながらのヨチヨチ歩きが出来るようになったKくん。

この時、手につかまりながらで50歩位。(調整前は、手につかまっても、怖いのか立ち上がることが出来ず、この状態での歩きも出来なかった)

その後、中々大きな変化が現れずにいたが、18回目、手を離して一人で60歩の移動が出来た。

14回目辺りでは、前傾で倒れる勢いでの2、3歩移動という状態だった。

このように運動面では中々目立つ変化が見られなかったように思われる内容だが、実際は肉体的には着々と変化する様子が見られていた。

Kくんの場合、明らかな後頭部変形があり、その影響で頚椎の筋肉の大きな左右差と、頭部から肩周辺までの筋緊張が非常に強い状態にあった。

1、首の筋肉の左右差の明らかな減少

頚椎を中心に左半分が親指位の太さ厚みがあるとしたら、右半分は小指以下の細さ、平べったく張り付いたような状態だったが、左右差の減少が見られていた。

2、頭部から肩周りの張り付いたような筋緊張の減少

普通、赤ちゃんの身体はふっくらフワフワ柔らかだが、Kくんの場合、ガチガチに張り付いた様な状態だった。これらが首の筋肉の左右差とともに柔らかさふっくらさが出てきた。

3、仰向けになると身体が縦長に伸びるようになってきた

普通、仰向けになると身体が緩むので、立っている時より身体が縦長に伸びるが、歪みの影響で身体が縮んでいる伸び伸びした状態にならない赤ちゃんの場合、仰向けになっても身体が縮んだままで身体の長さが立位時とほとんど変わらない。この点についても、1の変化に伴い、全身的に伸縮度が向上したものと思われる。

その他、仰向けでの股関節の開き具合にも柔らかさが出てくるなど、肉体面での変化が複数見られていた。

数回の調整で嘘のように歩けるようになる子もいれば、数十回以上かけて少しずつ変化していく子もいます。変化の現れ方も様々で、歪みだけでなく、個々の肉体状況による違いがあります。

・多くの回数・期間が必要、

・素人目にみてもわかる明らかな変化が現れにくい

などの場合、上記のような変化が起きていることを説明しても断念してしまわれる方も少なくありません。

調整後は活発に動き回る、つかまり立ち・立ち上がろうとする回数も増えるKくん。しかし、時間が経つとその様子が減っていく。

これはまだある歪みの影響で骨格的に立つのが難しい状態におかれるためにそうなってしまうだけなのですが、そのたびにお母さんも「怖がりなんだろうか?」「歩く気がないんだろか?」「甘えなのか?」様々な思いが頭をよぎり「心が折れそうになってしまうんです」とおっしゃっていました。

新幹線で片道4時間以上かけて、隔週おきに一泊二日の連日調整。Kくんの将来を思い、この調整にかけて遠方からの来訪、ご家族の労力、覚悟を思うと私達も頭の下がる思いです。

Kくん、この分でいくと、保育園入園叶いそうです。

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