「転びやすい、異常に運動神経が悪い」頭の形との関係は?

「転んでも手が出ないため顔面を打ち付けてしまう」「内股で転びやすい」「異常に運動神経が悪い」などでのご相談は、歩き初めの1歳過ぎから小学校高学年まで、かなり幅があります。

 年齢が低いほど、歩行のグラつきや不均等から転びやすさにつながっているのがよく分かります。また、ほとんどの場合、頭の形、マス目の歪みともに見られます。

 年齢が高くなるにつれ、頭の変形はわかりくくなりますが、今のところはまだ、変形のない頭のお子さんに会ったことはありません。成長してくると転びやすさだけでなく、運動機能全般に低い、明らかな不良姿勢、立位での骨格の歪みが目立ってきます。

 また、大まかに二つのタイプがあります。
1、極端な前のめり、緊張しやすく動き全体がぎこちない
2、グニャグニャと不安定でいかにも脚がもつれやすそうな動きになる

「発達性協調運動障害(DCD)」異常に運動神経が悪い

 子どもが不器用、運動音痴という理由だけで医療機関を受診する保護者は、ほとんどいないため、あまり知られていませんが、「発達性協調運動障害(DCD)」というものがあります。

 階段では必ず手すりにつかり、慎重に一段ずつしか降りれない、エスカレーターを乗り降りのタイミングで一苦労、普通だったら何でもないようなことが、本人からすると大変な労力が必要な状態です。

転びやすさと異常に運動神経が悪い原因(中心軸赤ちゃん整体の見解)

 私達の肉体には、骨や筋肉、皮膚のように、肉体を構成する要素の一つに「マス目」という存在があります。そしてこのマス目一つ一つには方向を感じるセンサーのような機能があります。

下のイラスト、黒い太線に中心を感じるセンサーがあるとします

赤ちゃん 頭の形 転びやすい

構造的な中心とマス目の中心ラインがズレているため、頭を乗せてるだけでも大変、立つ時も非常に不安定な状態になります

赤ちゃん 頭の形 お座り

中心ラインが中央にあると、構造的な中心とマス目の中心が一致し、普通に立てます

 身体を覆うように存在するマス目のネットワークと筋骨格の不一致は、骨格本来の姿勢や動きに制限を生じさせ、重心を不安定にします。中心感覚が育ちにくい状態です。

 感覚だけでなく、背骨を支え、姿勢を維持する深層筋郡の働きも低くなることから、消化機能も低く、アレルギー体質のお子さんが多いようです。

 歪みの影響で姿勢維持そのものの難しさと、バランス機能の低さが合わさり、疲れやすさ、情緒不安が伴うこともあります。

 原因が歪みというよりは、ゲームの普及や、運動不足からから単純に運動機能の低いお子さんの場合は、習い事や運動など継続的に身体を動かすことで解消されます。

 ご相談に来られるお子さんの中には、運動機能向上のために専門の教室に通われている場合もありす。

 「通う前よりは良いみたいだけど、姿勢や歩き方など普段の様子があまり変わらない」というお子さんの場合、マス目の歪みが原因のことがあります。

 マス目の歪みが原因の場合、姿勢や歩行の変化に伴い、運動機能の向上が見られています。

 マス目の歪みを整え、中心力を高めて上げることは、療育や体操教室など、頑張るお子さんの努力が報われやすい身体作りのサポートになります。

「グニャグニャしている、走り方が変」

Aくん8歳の事例から、頭部中心の不安定から起きるマス目の歪みと姿勢への影響を詳しく見てみます。

・「走り方」「自転車の漕ぎ方」で左右の足の動きが明らかに違う
・いつもグニャグニャしている
・「右脚の捻れ」「足の形」が、年々おかしくなっている

A君、立位で 
①「気をつけ」をすると

一見普通に立っているように見えるが、実際は前重心、前のめりで倒れそうになるのを、背骨を反らすことで立位を保っているため、本来の姿勢維持以外の筋肉を固めながら、必要以上に全身を緊張させている状態。

また、過剰な骨盤前傾により、股関節が内下方向に押し込まれる状態になり、内股X脚になる方向の力がかかっている。同時に骨盤の捻れにより、上半身が右に横ズレするため、右足負担が大きくなっている。

次に、リラックスして 
②「普通に立ってもらう」と

上半身の反り返りと過剰な骨盤前傾はなくなり、重心もほぼ中央におさまる。腰から下が右前に捻れ、足の位置も半歩ずつ右前、左後ろ状態。右股関節の回内、右つま先が内向き。しかし、②の状態だと頭部は中央になり、前のめり、前重心も半減する。

②の方が、本人的には快適だが、周囲からはだらしのない立ち方、アンバランスが気になるのも無理はない。②の状態となる歪みにより、不自然な動き、バランスの悪い動きとなりやすい。また、自転車のように足が固定された状態になると、左右不対象な足部を矯正されるため、また違った形の不自然さが起きる。

〜外見上は歪んでいるが、歪みによる締め付けがないイメージ〜

①の場合、

周囲の目からは、きちんとしている様に写るが、本人的には、緊張状態におかれるため、疲労しやすく、筋緊張から重心感覚が低くなる。走る時など、身体を安定させるのに、筋肉を緊張させ固める時、同様の状態が起きるので、締め付けが強い部分の可動が低くなり、思う様に動かせない、ぎくしゃくした固い動きとなりやすい。

〜外見上は整って見えるが歪みを押し固めているイメージ〜

骨格細分化調整を行うと、マス目の歪みが減少していきます。①②のどちらでも無理なく立っていられるようになっていきます。

〜「気をつけ」でも「安め」でも、無理なく風通しのいい身体〜

その後、調整の進行とともに、気をつけでの前重心が変化し、過剰に緊張させなくても立っていられるように変化してきた。予想通り、動き全般に、違和感や気になることも減少。お母さん「いつもグニャグニャしてたのが、何かしっかりしたというか、普段何気ない時なんかも、シャキッとしてきた感じなんですよ!それから、今冬一年ぶりにスキーに行ったら、今までは全く滑れなかったのに、急に滑れるようになっていてビックリしました!」

ほとんどの方が、マス目の歪みの程度の違いがあるだけで、大なり小なりA君同様の肉体状況で成長し、人生を送っていきます。