初回直後から二日間、座位姿勢がとれたが、その後また座れなくなる。
喃語以外に単語が出てきた。
2回後 もう少しで座れそうな感じ。言葉増加「ただいま」「うがい」。
コミュニケーション増加、呼びかけに反応するようになる。左手が使えるようになる

施術感想
 筋肉量が少なく、動作のたびに異常緊張が起きる。出産時、肺が圧迫され、脳がダメージを受けたとのこと。
単語が出てきたことに驚きましたが、施術で左手が使えるようになるお子さんは多いです。

頭の形:小頭症のように膨らみが小さい。右後ろ圧迫型の三角頭蓋

当時のブログ↓〜脳性麻痺 お座り出来ない〜

4歳男子 K君
脳性麻痺 お座り、独歩不可。

四肢に変形や関節等の捻れは見られない。
立ち歩く事が出来ていないにも関わらず、
脚部に筋肉の衰え感がなく、
麻痺と過緊張以外特に問題のない印象。

本人も立とうとする意志があり、
体を起こそうとするが、下肢に硬直が起き捻れてしまい、それ以上の動きにつながらない。

複数のリハビリ、鍼、整体等も試みてきた。
下肢緊張の影響か、最近の検査で骨盤周辺の筋肉群の
緊張が高くなってきており、今後か過剰緊張による
弊害が心配されてきた為、当院に訪れる。

K君は、骨盤底に頭部が当たったままで数時間
経過しており、頭部に歪みが生じた可能性が高い。

検査では頭部そのものの形状自体には
目立つ変形やいびつさはなかったが、
骨格細分化検査では、大きくズレたマス目の歪みが見られた。

この日、隣のベッドで8ヶ月の赤ちゃんが調整を受けており、
始終泣き通しでいた。
普段は音に過敏なK君、初めての場所、すぐとなりでの鳴き声、
激しく動きまわる事が予想されたのに、
調整を始めてすぐに眠ってしまい、母親は珍しいなと思っていた。
30分後、調整終了。身支度をしているカーテンの中から
「え?!うそ?!何どうして」カーテンを開けると、
母親の支えなく一人でゆらゆら胡座お座り
しているK君がいた。
「信じられない、座ってます!」

先日、一度の調整で歩き始めた最短の事例をご紹介しましたが、
調整直後その場でお座りが出来るようになった子は初めてで、
私達も大変驚きました。

立てない、歩けないお子さんの場合、二つのタイプがあります。
一つはK君の様に、肉体的に問題が見られない場合。
もう一つは関節部の捻れ、全身的な発達の停滞、
特に下肢の筋肉の発達不良が著しい場合。
K君の場合は前者のタイプで部材は揃っており、
マス目の歪みの影響で体を思うように動かせなくなっている状態。
他のお子さんの場合も、肉体的条件が揃っている子は
数回の調整で大きく変化しています。
後者の場合、歪みによるアンバランスだけでなく、
骨格的に立てる状態に整っていく事と、
それに見合った肉体的な成長も必要になるため、
回数期間共に半年以上の長期になっています。
しかし、マス目の歪みが原因となっている場合、
着実に骨格状態が変化し調整が進行していく様子がみられています。
また、今回K君は深い眠りにおちていましたが、
9割以上のお子さんは泣き、叫び、汗だくとなるのが通常です。

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