初回後 帰路、手指の開きが良かった。
4回後 座位で手の支えなく維持出来るようになる。支える手もパーにして使えるようになった。
5回後 ハイハイでの移動をし始めた。右手しか使えなかったのが、左手も使えるようになり、両手で物を持ってお座りでも遊べるようになる。とても活発。
9回後 膝立ちでのつかまり立ちを始めた。
23回後 頭部を正面に置いておけるようになり全体にしっかりし、背骨の湾曲もほぼなくなった。本人も立ちたがっているが、まだ足裏でのを着地が出来ないため足の甲でつかまり立ち。
調整継続中

施術感想
 初めてMちゃんに会った時、まだ生後数ヶ月の赤ちゃんの様にとても小さかったのを覚えています。お座りしたくても、頭が右後方に回旋してしまい、真っ直ぐ正面を向いていることすら困難。上半身上部の右横ズレ湾曲・圧迫も強く、これでは座ることも、背骨が成長することも阻害されているとしか言いようのない状態でした。泣きじゃくるMちゃんをお母さんに抱っこしてもらいながら、少しずつ施術を行ってきました。まるで成長が止まっていたかのようなMちゃんでしたが、背骨の曲がりが見られなくなり、今ではしっかり前を向いていられます。体幹もしっかりして上手にお座りしていられます。出来ることが一つ増える度に、何度も感動させられてきました。
(他、てんかん、便秘、先天性網膜剥離、左目義眼、難聴)

頭の形:前後に長く横幅が細い、左前右後圧迫タイプの平行四辺形型

当時のブログ↓初回〜5回目

Mちゃん 2才 

手が上手に使えない。
寝返りしかできなかった。
リハビリ施設に通ってから
座らせるお座りが出来る状態になった。
それ以上の変化はない。

初回、検査
お座りはできているとの事だったが、
実際は座位で背骨を立てておく事が出来ず、
前傾してしまう身体を何とか両手で支えている状態。
また、支えている手は、手の平を付けられず、
手の甲を押し当てている。

頸部の捻れが強く、頭部を左に傾げながら、
右後方を振り向く様な位置になってしまう。

背骨がグニャグニャと不安定で、
頸部の捻れも大きい状態のまま座位に移行し始めた影響か、
肩甲骨の高さの背骨は右に側湾しながら
クサビが入った様に反り返りが強い。

手足の緊張が強く、座らせると上記の座位となり、
独歩も歩行も不可。

初回調整後、
・手指の開きが良くなるが、
その後2回は、行動面、運動機能などに
特に変化が見られなかった。
しかし、骨格的には
・肩甲骨の高さの背骨の反り返りと
・右の側湾が減少し続けており、
・座位での前傾が浅くなっている事、
・仰向けで頭部を左右に向かせる動きに制限があったのが、
 なくなってきている
等の変化がみられていた。

4回目調整以降、
・手の支えなしでの座位が見られる様になり、
 支える時も手の甲でなく、
・手の平で支えるなどの変化が見られた。

5回目調整後
・ハイハイポーズをする様になる。
・まだ移動まではいかないが、移動したがってる様子や、
・今まで名前を読んでも反応がなかったのが、
 振り向いたり、
・周囲の様々なものに関心を寄せる様子が出てきた。
・また、今まで物を持つ時、右手でしか持たなかったのが、
 両手で持つ様になる。

マス目の歪みが大きく、外見上も捻れが強い場合、
構造的にある程度変化してからでないと、
運動機能、行動面などの変化もおきにくい傾向にあります。

県外から新幹線や飛行機、泊まりがけで来られる
ご家族の大変さを思うと、私達ももどかしい気持ちで
一杯になります。
しかし、今は今出来る事をやり続ける事でしか、
その先は望めないという当たり前の事を、
しっかり見続けていくしかありません。

お母さん「両手で物を持つ姿を見た時、本当に感動しました!」
と嬉しそうおっしゃっていました。

調整継続中

当時のブログ↓6回目〜

Mちゃん その後の経過

6回目調整後
・ハイハイでの移動が出来るようになる。

7回目調整後
・ハイハイでの移動距離が伸び、
・自分の目的物まで移動出来る。
・高這いポーズをするようになる。
・物につかまり、這い上がるように膝立ちになる。

いよいよ立ち上がろうとしている様子が伺える状態。
頚椎の捻れも当初の半分位まで減少、
座位で正面を見ていられる。

頚椎の捻れの減少に伴い、
腕の捻れが変化し、左腕が
使える様になってきた。
座位での支えを手の甲でしかつけなかったのが
手のひらを使える様になり、指の運動を
しやすくなっている。

反り返りが強すぎる」について、中心軸整体の見解はこちらへ