「グニャグニャしている」「低緊張だから立てないと言われた」「内股で転びやすい」「異常に疲れやすい」

 立てない歩けないお子さんから、言葉が遅い、対人コミュニケーションに問題のあるお子さんまで、現状は様々ですが、ご相談にこられるお子さんの大半が医療機関で低緊張と言われています。

 立てない、歩けないお子さんの場合に、低緊張と言われているけど、とてもそうは思えないような強い足蹴りや、寝返りの勢い、抑えておけない位の反返りの強さなどがあり、「「低緊張だから立てない」と言われてはいるけど、どうなんでしょうか?」と困惑しているお母さんが少なくありません。

 歩けているお子さんの場合、「いつもグニャグニャしている」「内股で転びやすい」「異常に疲れやすい」「ぼんやり」ことが多く、便秘症、アレルギー体質など胃腸の問題が一緒になっていることが多くあります。

 こうした低緊張のお子さんとは反対に、動かそうとするとピンと張り詰めたように手足が硬直して、動作や姿勢を妨げている高緊張状態のお子さんもいます。また、これらが混在している状態のお子さんもいます。

 筋肉は硬すぎ(高緊張)ても柔らかすぎ(低緊張)ても、どちらも適正ではありません。思うような動きや姿勢のために伸縮したり、強めたり、弱めたり出来るのが正常な状態です。
 マス目の歪みは、この適性状態を妨げる要素となりやすく、姿勢維持だけでも重労働となるような筋肉の働きの低さが、呼吸や消化機能にも影響することが考えられます。

 施術が必要なお子さんのほとんどにマス目の歪みがあり、斜頭、三角頭蓋など、頭の形に明らかにいびつな状態がみられます。気になる状態がある場合、早期に施術することをおすすめしています。

低緊張の原因(中心軸整体の見解)

 私達の肉体には、骨や筋肉、皮膚のように、肉体を構成する要素の一つに「マス目」という存在があります。そしてこのマス目一つ一つには方向を感じるセンサーのような機能があります。

 マス目が適正な位置にない場合、視覚や構造的な中心と、マス目の中心に不一致が起こります。

 これにより、ネット状のマス目が頭を締めつける状態が起こり、まだ筋肉の未発達な赤ちゃんの身体には捻じられ締め付けられるような力が加わり続けます。

 頭部にあるマス目の歪みが、頭を締め付けるような状態となっている場合、身体は無意識に筋肉を弛緩させ不快感を緩和しようとします。

 歩けているお子さんの場合、ある意味グニャグニャしていることで立つ歩くなどの活動を可能にしているとも言えます。しかし、常にふやけたような肉体環境におかれるため、ぼんやりした様子や、やる気がないように見えることも多くなります。

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