チック、トゥレット症候群、どもり、高緊張 頭の形・歪みと関係あるの?
チックは4歳から12歳位の子供に多く、大抵は一過性で大人になるにつれ症状は軽減するそうです。緊張すると症状が出やすいことから、心理面へのアプローチも有効とされています。
これまでの事例で、チックのお子さんの身体的特徴に、
・姿勢の不自然さ(強度の反返り、前傾)
・筋緊張の高さが尋常でない
ということがあり、
「いずれも施術により筋緊張状態が適正に近づくほど、チックが軽減、精神面ののコントロールもしやすくなる」
ことが報告されています。
また、施術前検査では、通常時(ただ普通に立つ時)から全身の緊張が異様に高い状態にあるため、皆が緊張する場面では、皆の何倍も緊張する筋肉状態になってしまうことが考えられます。
「どもり」の場合では、頭の筋緊張が特に高くなる全身バランス状態のお子さんが多々見られます。
また、赤ちゃんなのに、肉質がいやに硬く、動きもぎこちない場合や、動作時に手足が棒状にピーンと固まってしまうなど高緊張の傾向にある赤ちゃんなども、程度が違うだけで類似した歪み、身体の状態にあるものと考えています。
同じようなマス目の歪みでも低緊張、高緊張と分かれるのは、マス目の歪み以外の個々の持つ筋肉の質、強度、発達具合などによるもので、いずれも適正に近いほど、歪みの影響も低くなります。
頭の形との関係は?
全身緊張の高い子が多い反面、筋疲労しやすいせいか、胸から下の弛緩、弱々しさが目立つ場合もあります。
しかし、その場合も
首、肩周辺の緊張度だけは強く、頭の形、いびつさだけでなく、頭皮の硬さ、頭頂部が押し萎められたように縮まっている
お子さんがほとんどです。
チック、トゥレット症候群、どもり、高緊張の原因(中心軸整体の見解)
私達の肉体には、骨や筋肉、皮膚のように、肉体を構成する要素の一つに「マス目」という存在があります。そしてこのマス目一つ一つには方向を感じるセンサーのような機能があります。
左上:マス目の歪みがない赤ちゃんのお座りしてる後ろ姿
中央:成長しても普通に立てる
右:普通に立てるので、常に普通でいられる
(普通:緊張でも弛緩でもなく、適正の状態)
次に、マス目の歪みのある赤ちゃんと、立てるようになってからを見てみます。
中央:真っ直ぐには立てなくても、小学校に上がる前や、身体がふわふわと柔らかさのある幼児期は、まだマス目を緩く保っていられます
右:成長に伴い身体を安定させるために、固くなり始めると、マス目を押し込む状態になっていきます
左:マス目の歪みが大きすぎて身体を固めても真っ直ぐに立つことが出来ない
発達自体は立位、歩行の獲得までは進めても、実際は身体を必要異常に固めないと立っていられない、立ち歩くことは出来たけど、相当無理をしている身体の状態にあります。
常時、全身を締め付ける続ける服を着ているような肉体環境におかれ、特に肩、首、頭部の張り付きの強さが、痙攣のような微振動様の運動を引き起こす要因となっていると考えています。