初回後 帰り道の時点で片足の引きずりがなくなり、顎、耳の痛みもなくなる 3週間後位から脚の痛みが出始めるが、一時的な痛み
2回後 全身緊張がかなり軽減されてきた
3回後 前重心と反り背も減少、以降痛みは起きなくなった
施術感想
全身緊張が強く、強度の背面反返りで、前重心のため、踵が浮いたような立位状態でした。来られた時は、暗く重い表情でしたが、施術後は目が開いたような明るい表情に変化していたので、楽になったのが良くわかりました。頭部変形が明らかで、右股関節負担の原因が頭部の歪みだったので、当方に来られて良かったと思います。
頭の形:左後ろ圧迫型斜頭、こめかみの凹み、額が短い
当時のブログ↓初回
Sちゃん 小学1年
相談内容
時々右脚が痛いと言っていたが、最近は片足を引きずるように歩く時もある。右顎、右耳も痛い。
お母さん「姿勢が悪いからでしょうか?かなり運動させているんですけど、運動のさせすぎとか?」
立位
1、後ろから見ると上半身左下がり
2、首の筋肉の右側が明らかに前方
調整箇所 頭部
調整後
1、2ともほぼ解消され、横からの重心も安定。
踵のしっかりと付いた立位に変化した。
Sちゃん、調整前は目が合いにくく沈んだ表情でしたが、
調整後、目がぱっちり、笑顔でご挨拶して帰って行きました。
子供は調整の反応が分かりやすいです。
「初回の帰りの時点で片足をひきずらなくなり、
顎、耳の痛みもなくなりました。」
調整前の1、2に合わせて立とうとすると、
左後方を振り向き捻れてしまい立てません。
また、顔は正面を向くので、
結果、首が捻られた様な状態になります。
Sちゃんは、多種目の運動をしているので
お母さんは「運動のさせすぎ」のせいではないか
と心配している様子でした。
今回はこれらが、頭部の歪みの影響で起きていた様です。
当時のブログ↓初回〜3回目
初回調整前立位検査
1、左上半身の後方捻れが大きく、ヘソが右向く。
2、歩行、着地時に右股関節が右横に押し出される様な動き。
3、全身に筋緊張が高く、肋骨下部と腸骨との間が非常に狭い。
4、首の筋肉の左右差、頭部左かしげ
5、つま先に負荷がかかる前重心、反背
初回調整箇所:頭部
初回後、1、4、5が半減、前重心が収まった。
片足引きずりはなくなり、しばらく痛みはなかったが
3週間後位から、再び脚の痛み。
2回目:仙骨、腰椎
調整後、3が大きく変化し、へそが正面を向く。
その後も時々痛い時があったが、
その時だけで、すぐおさまる。
3回目:頭部
調整後、2はほぼなくなり、上半身の捻れではなく、
やや横ズレ程度にバランスが変化。
5の安定が3の全身圧縮からの解放度を
表している。
以降、痛みはなくなった。
右股関節そのものが問題なのではなく、
頭部を起点としたマス目の歪みが、
全身に波及していく中で1〜5の
様々な状態が起きているのが、実際の状態です。
不良姿勢になってしまう身体の状態と、
運動負担の大きくなりやすい身体の状態にあったわけですが、
Sちゃんの場合は頭部を起点としたマス目の歪みが
主要因だったようです。
調整前は毎回、不機嫌顔でグニャグニャしているのが、
調整後は子供らしいストンとした立ち姿で
ニコニコ顔になるSちゃん。
目をキラキラさせながら「先生〜イェーイ!」
ハイタッチをして帰っていく様子に、
この日も、「細分化やってきてよかった」
と思わせてもらいました。