初回後 帰り道でいきなり5歩歩けた。活発、要求を示してくるようになる
2回後 手を離しての移動増加、スプーン使える様になる。名前を呼ぶと反応するようになる、うつろで半分閉じているような目がパッチリ開いた顔つきに変化
4回後 普通に歩きまわれる、自分で立ち上がれる、X脚8割減
11回後 単語らしき発語をする、物真似する
18回施術 幼稚園に行き始めたこともあり、体力向上。滑舌が悪く会話まで至らないが、理解度も向上、指示も通る
施術感想
初回立位検査で、膝下X脚と内踝の下がりが強い状態でした。上半身が起こせない(骨盤に上半身が垂直にのらす、前傾している)状態ではなかったので、初回直後から歩行の向上が見られました。Nくんの場合、首の捻じれが強く、その後の歩行のふらつきや、ぼんやりした顔貌などは、首の捻じれの減少とともに変化していきました。こうした首の捻じれは外見上ではわかりにくく、様々な体勢での検査から判別します。(先天性心疾患、馬蹄腎、停留精巣)
頭の形:右後ろ圧迫型斜頭、額と側頭部が破裂しそうな凸状態
当時のブログ↓「シャツ噛みと首の捻じれ」
Nくん 4才
N君は以前、2歳間近になっても
伝い歩きまでで、独歩できなかったため相談に来ていた。
3回の調整でほぼ普通に歩きまわれる様になったので
調整を一旦中止し、様子を見ていた。
今回は、着ているシャツの首元を引っ張って噛みたがる事、
歩行のフラつきがあるので再来院。
2才の時、初回調整後の帰りに手を離して5歩歩けた。
以降、3回の調整でほぼ普通に歩きまわれる様になった。
その後の調整で、呼びかけに反応したり、
小走りも出来る様になったりしていくが
言語の発達が進まないことや、
歩行のフラつきがおさまらないため
調整を一旦中止し、様子を見ていた。
それから約一年が経過した。
幼稚園にも通い始めたこともあり、
体力、筋力もついたが、
フラつきは変わらず。
言語は喃語(前よりは良くなった)。
冒頭の状態にある。
再調整開始から3回後、
フラつきが激減、安定した歩行に変化。
シャツ噛みがピタリとおさまった。
滑舌は不明瞭だが、単語数も増え、
まだ文章にはならないが、
コミュニケーション度は上がっている。
一年前までは、今よりも柔らかすぎていたせいか、
歪みのバランスを骨盤、下肢の捻れで対応していたが、
その後、筋骨格の成長からか、
まだある歪みのバランスを
頭と首で対応している状態にあった。
立位では頭部が大きく左に横ズレ、
頭部を正中位に置くと、首から下に捻れが生じる。
特に首後ろの筋肉の左右差は大きく、
左右差を無くすところに頭部を動かすと、
右後ろに大きく回旋してしまう状態にあった。
今回3度の調整で回旋の程度が緩和されたことで、
首の捻れによる顎の違和感減少が、
シャツ噛みや、口腔機能の変化に
影響したのではないかと推測される。
調整継続中