初回後 歩行距離の増加(500m→2km)、言葉が増えた
2回後 階段を両足交互でスムースに登れるようになる
3回後 言葉が単語から文章的になった、便通がよくなる
5回後 動き全体のぎこちなさが気にならなくなった、膝の過伸展も減少した。
施術感想
生まれた時は頭の形は丸かったのに、成長と共に変形してきたそうです。当時のブログに書きましたが、成長とともに歪んでくるのか、歪みが表面化してくるのか、考えさせられるケースでした。弟さんはまん丸頭で特に問題はない様子でした。
頭の形:左前右後ろから挟まれたような圧迫斜頭、後頭部位置が高すぎて髪の生え際がかつらがズレたように浮いている
当時のブログ↓
Hちゃん 当時3歳8ヶ月
当時の相談内容
・明らかな頭部変形(生まれた時は丸かった)
・運動機能の低さ(医療機関では低緊張と言われている)、階段手すりにつかまって一段ずつ
・動き全体のぎこちなさ、手先の不器用さ
・言葉の遅れ
当時はじっとしていられずに大泣きでの調整。
(遠方のため3ヶ月に一回でペースで調整)
初回後 歩行距離の増加(500m→2km)、言葉が増えた
2回後 階段を両足交互でスムースに登れるようになる
3回後 言葉が単語から文章的になった、便通がよくなる
5回後 動き全体のぎこちなさが気にならなくなった、膝の過伸展も減少した。
立位状態の変化に伴い、上記の様な変化がみられた。
諸事情でその後、間が空き、今回数年ぶりにHちゃんに再会。
すっかり大きくなり、おしゃべり大好き、元気一杯な様子。
しかし、
・後頭部の大きさに比べ、顔面部の拡張が不自然に大きく、(身体の大きさに不釣り合いな大きすぎるお面をつけているような感じ)
・額、頭頂部が明らかに小さいため、目の下から下顎先端までが極端に大きく見える。(頭頂部だけ茶巾絞りのように絞られているような感じ)
体全体の成長に対して、上記のような「頭部の不自然さ」が目立ち、「何か変だな」と思わざるをえない。
以前「マス目の拡張不足」についてを記事にしたことがあります。
→成長と頭部の膨らみ
これは就学前に、ある程度まで調整が進み、大きな問題がなくなった後でも、何らかの理由で再びマス目の拡張が停滞してしまうことです。(ある程度というのは、立てない、歩けない子だったら、独歩可能になる、踵がつかない・歩き方がおかしいなどだったら、ほぼ気にならない状態に変化するなどのことです)
成長期の身体が大きくなる時期に重なるせいなのか、身体全体の成長に対し、頭部の拡張が釣り合わない状態になり、そのギャップが、「顔貌の不自然さ」や、「全身の不自然な筋緊張」として表れてくることがあります。同時に「不安定な頭部重心による負担の大きい姿勢、立ちにくさ」などの悪影響が生じることがあります。
こうしたことによる表情の不自然さや、動きにくさ、コミュニケーション、情緒へと影響していくことが考えられます。
Hちゃん、それから3ヶ月後の検査では、今回調整後の筋・骨格状態の変化が良好な状態にで維持されていました。
調整により、停滞していた頭部の拡張が進んだことで、顔貌の不自然さが軽減。同時に立位時のアンバランスと、過剰な筋緊張も軽減しました。
Hちゃんの様に肉体発達自体は大きな問題なく、活発なお子さんの場合、調整で良い方向への刺激が入ると、それに応じた動き、成長が促されやすくなります。