2歳1ヶ月の時、歩けないことで相談に見えて、数回で歩けるようになったRちゃん。
現在4歳、滑舌が悪く何を言ってるのか分からない、歯ぎしり、顎のズレについて、再びご相談に来られた。
立位検査 Rちゃん、頭の左傾げが大きく、頭部を真上に置けない状態。
立位、座位では左傾げを正面に置こうとすると、右首がつっかえてしまい無理がある。
元々生まれた時から頭が左に傾げており、骨格細分化調整を開始してからは少しずつ改善傾向にあるとの事。
立てない事で相談に来られた当初は、頭部の傾きよりも、頭部の圧縮と前方、側面の飛び出した様な膨張の方が目立っていた。
それらが減少するに伴い、立ち歩ける様になっていった。
周囲に対する無関心な様子や、呼びかけに対する反応が低かった事なども、徐々に変化し、様々な事に対する理解度も向上している。
しかし、冒頭の滑舌、歯ぎしり、顎のズレはまだ改善に至らない。
また、ぼんやりしている事が多く、激しいカンシャクを起こす。
Rちゃんの場合、立位での左傾げの頭位から、頭部と頚椎の流れが滞る、通らない状態が考えられる。
首の捻れで、常に首周りの筋肉がぎゅうぎゅうに締め付けられている様な身体環境にあり、下顎のズレもそこから影響しているものと思われる。
再訪から3回目施術後、
・歯ぎしりがなくなる。
・やり取りも増え、自分からもコミュニケーションをとるようになってきた。
・コミュニケーションの向上と共に、情緒面での安定も増えてきた。
7回目の施術後、
「滑舌が良くなってきて、言葉も増えてきました!」
毎回Rちゃんの発語を解読するのが常になっていたのに、8回目の施術中、この日は違っていた。
以前よりも明らかに、明確な発音で何を言っているのかが分かる。
もちろん全てではないが、半分位は解読不要で、私も自分の耳を疑ってしまった。
施術中の御両親とのコミュニケーションの幅も広がっている。
歯ぎしりの無くなった3回目以降、左傾げの頭部も仰向けの状態では、正面における様に変化が見られていた。
立位ではまだ大きく傾げているものの、左傾げが弱まりながら右横ズレになったり、左前右後の軸捻れ状態で頭が置かれる等、動きが見られる様になっていた。
これらの経過から、頭位が正面に位置出来る様になる事が、現状の問題解決に繋がる可能性が高いと思われる。

「言葉の遅れ、発達障害、姿勢がおかしい」について中心軸整体の見解はこちらへ