ハイハイしない、ずり這いしない 頭の形との関係は?

 赤ちゃんはハイハイをすることで手足をバランスよく動かすことを覚えます。同時期ににお座りを始めることも多く、自分の身体を支えるバランス力が養われると、さらにハイハイが上手になり、より積極的に身体を動かすようになります。

①「寝返りがやっとでハイハイまでいけない子」
②「ハイハイせずにお座りやつかまり立ちへと進む子」

 ハイハイしない原因が、病気ではなく、他に特に問題ない赤ちゃんの場合、近年の研究では個人差、個性として見守っていく傾向にあるようです。

中心軸整体ではご相談にこられる赤ちゃんのほとんどに、頭部変形、マス目の歪みが見られていることから、歪みが発達に影響している可能性があると考えています。

 ①の場合、頭の膨らみも弱いことが多く、②よりもさらに歪みが大きい状態です。早期の施術をおすすめします。

ハイハイしない原因(中心軸整体の見解)

 私達の肉体には、骨や筋肉、皮膚のように、肉体を構成する要素の一つに「マス目」という存在があります。そしてこのマス目一つ一つには方向を感じるセンサーのような機能があります。

ハイハイできない、視覚不一致

 マス目が適正な位置にない場合、視覚や構造的な中心と、マス目の中心に不一致が起こります。

 これにより、ネット状のマス目が頭を締めつける状態が起こり、まだ筋肉の未発達な赤ちゃんの身体には捻じられ締め付けられるような力が加わり続けます。

 力に逆らえず捻れ歪んでいく場合、構造的にも左右差が起きることでハイハイしにくくなります。
 締め付けの苦しさから無意識に身体を弛緩させている場合、低緊張状態になることが考えられます。

 どちらにしろ、身体の使いにくさと手足の協調運動に困難が起きやすい状態になり、ハイハイ出来ない状態になります。

 歩くようになってからも、グニャグニャした様子や転びやすいのは、ハイハイしなかったことで、バランス感覚が養われにくかったというより、歪みにより頭を真上に乗せられていないことが、全身のアンバランスとして影響していると考えます。

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