経過状況・回数
初回後 「笑うことが増えた」
2回後 「抱っこの時、しっかりした感じがする」
「今回、PTでも「急に良くなってる」と言われた」
4回後 「食事量が倍位に増えた」「喃語増加」「寝返り増加」
5回後 「うつ伏せ時の頭持ち上げ時間が、長くなった」
6回後 「うつ伏せで前進するのと、方向転換もする」「力が強くなってる」
7回後 「うつ伏せで反れる、手足を上げられるようになってきた」
「流動食から粒食が食べられるようになり、便の量も増加」「夜中の寝返りがすごくて、全体に活発」 
8回後 「腕を伸ばして維持している時があった」

施術感想
初回時、抱っこされているR君のグラグラな首と青白い顔色から首が座らない様子が明らかでした。6ヶ月から行っていたヘルメット治療を終えたばかりとのこと。ご相談時の発達状態の報告では、「不安定だがお座りはしている」とのことでした。しかし、時折、笑顔は見せるものの、か細い泣き声、あまりに大人しく動きの少ない様子、実際は首座りもままならない非常に不安定な状態にありました。
発達の順序として、首が座り、ズリ這いや寝返りで腕、胴体が強化されながら、徐々にお座りへと発達していきます。うつ伏せで腕の支えや、頭を持ち上げるなどが出来ていないうちから、親が椅子に座らせてあげている状態というのは、自力でお座り姿勢がとれているわけではないので、まだお座りが出来ている段階にはありません。この場合、まだ自力で胴体を支えられないため、身体を縦に置かれると、背骨や頚椎が圧迫され負担が生じます。R君の場合、発達全般の遅れと活発に動く様子がないことから、寝たきりになるのを心配したご両親が積極的にお座りをさせていたとのことでした。2回目、3回目の調整時、首の歪みの多さから、現時点でのお座りはリスクが高すぎることが推測されました。そのため、お座りは一旦中止していただき、寝返りや、ずり這いの増加による体幹強化を優先させる提案をしました。施術により、首まわりの負担が減ったこともあり、食事量の急増、全体の活発さ、血色の良さなど様々な変化が起きてきました。

調整部位:頭部、頚椎 

頭の形:額よこ左右圧迫、顔面窪み気味、顔面部も小さい

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