初回後 片手つなぎでの歩きの安定度向上
3回後 手を離して3歩歩けた、本人も歩きたがり、様々なことに関心を示す
4回後 10m位歩ける
6回後 物につかまりながらなら一人で立ち上がれるようになった。距離も100mに前進。その後、順調に歩行距離が伸び、転んでは立ち上がり、歩行の獲得。歩き始めてからてんかん発作が出るようになるが、その後、鎮静。就学後、少しずつ走れるようになる。滑舌が悪いため分かりにくいが、よく喋り、元気
施術感想
とても不安感の強いYちゃん。施術開始当初は、施術の度に泣くYちゃんをお父さんが添い寝し、なだめながら施術を行っていました。歩けるようになると、不安感が減少し、施術も気持ち良いらしく、毎回嬉しそうに受けていきます。棒切れのようだった脚も歩けるようになるとしっかりと発達しました。他の療法やリハビリの甲斐なく、4歳も過ぎていたので、Yちゃんが歩けるようになったことを、信じられない、大変驚かれていました。中学生になった今も遠方から施術を受けにこられています。
(破水一日後出産、3歳からハイハイ開始)
頭の形:三角頭蓋
当時のブログ↓初回〜4回目
4歳女子 Yちゃん
一人で立てない、歩けない。
四肢や身体の機能に異常はみられず、
あらゆる検査を受けてきたが、原因は不明。
初回調整後、リハビリ所で
手をつないでの歩きに、安定感が出たと言われる。
2回目調整後は、特に変化なし。
ひと月半後、の3回目調整後
手を離して3歩、歩けるようになった。
視界が広がったのか、周囲の物への
関心を示す様になる。
4回目調整後、手を離して10m位歩ける様になる。
しかし、左右の脚の動きは、まだ不均等な状態。
リハビリ所の先生からは
「Yちゃんは、芯が通ってきている」と
言われるようになった。
Yちゃんは、頭部のマス目の歪みの影響で、
立とうとしても立てない状況でした。
しかし、マス目の歪みが小さくなるにつれ
着実に前進中です。
当時のブログ↓〜5、6回目
Yちゃん、その後の経過です。
4回目以降、手放しで10m位歩けるようになったが、
5回目調整後、特に変化なし。
まだ怖がっているので自分から立ち上がろうとはしない。
6回目調整後から、物につかまりながらなら
一人でも立ち上がれる様になった。
距離も100m位歩ける。
両手を高く上げて何とかバランスを
とろうとしながら歩く様子が伺える。
しかし、歪みの影響で後方に倒れる力が働く為、
尻餅をつくことも。
転ぶと怖がって立ちたがらなくなるものの、
本人も立ちたい意志があり、
自分から立ち上がろうと試みる様になってきている。
立位ではまだ、膝下がハの字になってしまう事で、
着地の不安定さがあり、股関節も広がってしまう状態。
初回時は、股関節の広がりがもっと大きく、
例えるならスケート等で立つ事が出来ず、
股が広がってしまうような感じだった。
それに比べると、大幅に前進している。
今日は、調整直後、
膝が使えそうなポジションに変化していたので
今後が期待される。
当時のブログ↓7回目以降
7回目後
転ぶのが怖くて自分から歩く練習をしようとはしなかったのが
積極的に歩きたがるようになる。
何もつかまらずに立ち上がれる様になり
転んでも自分で立ち上がり何度も練習する。
9回目後
その後、順調に歩く距離も伸びており、初回の2012年8月から比較すると発語数の増加も明らか。しかし、滑舌に関してはほとんど変化は見られていない。
立位では大きすぎる反り腰、X脚が半減しており、
大きく落ちていた内踝も正常な位置に近づいてきた。
反り腰から背骨全体の反り縮みが激しく、
そっくり返る方向に力が働き、同時に脚軸も通らない状態だった。
それらが頭部の歪みからの影響だった為、
リハビリや各種療法では変化が見られなかったものと考えられる。
10回目以降は上記の歪みの減少に伴い、
歩行にスムーズさと安定感が増している。
今ではリハビリの先生に
「走れるようになるかも知れません」と言われ、
一年前では考えられない展開に、皆が希望を感じている。
現在も調整継続中。
立てない、歩けない子供達が少しずつ変化してくる過程で、
立ち始めの転倒の恐怖と戦う時があります。
成長していればしている程、転倒時の痛みや感覚は強くなります。
一度立ってはみたものの、本人が練習する様子がない事に
「もう立てるのに何故立とうとしないのか?何故頑張らないのか?」
と複雑な心境になる親御さんもいます。
しかし、本来無意識に立ち始める時期を逃し、そうではない時に、
立つ事を意識的に習得するというのは、並大抵の事ではありません。
数回の調整で嘘の様に歩ける様になる子もいれば、
回数をかけながら徐々に徐々に立ったり、
座ったりしながら前進していく子もいて、実に様々です。
沢山の報告を頂く中で確信したのは、
やはりどの子も間違いなく立ち上がりたいと思っていて、
条件さえ整えば、転んでも何度でも練習を繰り返す様になります。
マス目の歪みを整える事で「立つ為の身体的条件」
を整えていくのが骨格細分化調整です。
当時のブログ↓「歪みと顔立ち」
小学二年になったYちゃん。久しぶりの施術です。
「このところ、貧乏ゆすり、ソワソワずっとで、とにかく落ち着きがなくて」とお母さん。
立位
一見、肩は上がっていないように見えるが、胸郭全体が圧縮して押し上がっている状態。
温かい室内にいるのに、真冬の寒さで肩をすくめたままのように、首肩周りの筋肉が縮んだまま。
顔色が悪く、顎上がりで呼吸を確保しようとするその様子は、まるで溺れているかのようにすら見える。
また顔面に対して後頭部が短く、背面部の緊張、圧縮が強い。
真上に乗らない頭部を生理的湾曲をく崩すことで胴体の上においているため、胸郭下部(仮肋部)が拡張状態。これにより横隔膜の上下運動に偏りが起き、呼吸が浅く、軽いランニング直後のような努力呼吸が通常モードとなっている。
Yちゃん、呼吸の影響を受けて、ソワソワと落ち着きがなく、興奮しやすい状態。
緊張と血行不良を緩和したい身体の無意識の欲求は、貧乏ゆすりのような微振動やグニャグニャした姿勢などとして現れるため、周囲からは意味不明な動きをする、注意してもやめないと思われている。
調整箇所:頭部のみ
調整後、胸郭上部の縮みが緩み、広がり、下部(仮肋部)の拡張というアンバランスが半減。
何も指示、指導していないのに、顎をきっちりと引いた時のように下顎が収まり、広い額にコンパクトな口元という印象に変化した。
お母さん「えっ、えっ、え〜顔が違う!なんで、なんで?さっきと違う!」
身体が固まってしまった大人と比べて、まだ筋肉が固まっていない状態の子供、肉質の柔らかいタイプのお子さんの場合、調整後の顔貌変化が顕著なことは多々あります。
あくまで印象ですので、個々に感じ方は違いますが、よりわかりやすくするために例えます。
調整前の顔面を例えると、小さな額に長く下膨れの様子は、茄子。
調整後、額から上が膨らんだかのようなその印象は、例えると電球。
茄子の様にぶらさがる頭、引き締まらない下顎に引きずられるように小さく縮む額から上。
これらは老化に伴う顔面拡張とよく似ています。
電球のように下部がコンパクトに収まった口元、丸く膨らんだ額から上。赤ちゃん、幼児の顔面、頭部の状態とよく似ています。
今までの事例から、立ち歩けるようになったお子さんでも、その後も頭部のマス目の拡張が進まない場合、額から上だけが、縮んだままでそれ以外の顔面の成長が進む偏った印象の顔立ちになっていくケースが見られます。
顔貌だけでなく、姿勢や呼吸、そこからの情緒への影響が明らかな場合、成長期は定期的に調整を継続することを推奨しています。
歪みの影響から、呼吸を犠牲にしなければならない状態にあるYちゃんでしたが、調整後は顔色もよく、落ち着いた様子で、きちんとご挨拶をして帰路につきました。