初回後 右の歯が生えてきて、少しだが固形物も食べるようになった
4回後 顔を上げずに身体を斜めにしてしか走れなかったのが、どちらもほぼなくなる

施術感想
 初回立位で、左内踝下がりと外反扁平足が目立ちました。1歳半検診で歩けていなかったため、リハビリセンターで「低緊張に伴う発達の遅れ」と言われたとのこと。生まれてすぐに向き癖あったそうですが、頭が変形していたので、形のせいで向き癖なのかなと思っていたそうです。5ヶ月位の子の食べる様なものしか食べず、ずっと右の歯だけ生えてこなかったのが、施術後、急に生えてきてとても驚かれていました。その後、生まれたばかりの2ヶ月の弟さんも検査に来ました。同様の頭の形でマス目の歪みもあったので2回施術を行いました。特に問題なく成長しているようです。

頭の形:左前右後ろから挟まれたような斜頭、右後ろ圧迫が強い

当時のブログ↓〜頭部の歪みと成長への影響〜

1歳9ヶ月、U君。
どういう訳か、右側だけ全く歯が生えてきません。
その為か、うどんやおかゆのような柔らかいものは食べるのですが、肉などの固めで咀嚼回数を多く必要とするものは食べようとしないとの事。成長に差し支える事を心配されてのご相談でした。
医療機関では低緊張に伴う発達の遅れとの事。また外反扁平足もありますが、こちらは矯正器具でかなり改善されたとの事。
ご家族としては、U君の頭の形も気になっており、その事も影響しているのではないかと思い調べていた所、当HPに辿り着いたとの事でした。
U君の頭部は右半分が前方、左半分が後方の平行四辺形の様になっていて、それに伴い耳の位置も左右が違います。
立位では、X脚の方向にあり、各関節や足根部に垂直に体重が乗るのは難しい状態でした。外反扁平足も、その為に起きていたと思われます。
初回、右側頭部の歪みが多く出ていました。全身汗だくで泣き叫ぶ中での施術でしたが、施術後はニコニコ手を振って帰っていきました。
その後、明らかな変化をご報告頂けました。
施術後、あんなに生えてこなかった右側の歯が生えてきたのです。そして、せんべいやラムネ菓子といった硬めの物を自ら口にしはじめたとの事。リハビリの先生にも「何か顔が変わった感じがします」と言われたそうです。
しかし、まだマス目の歪みが大きく、全身に捻れを生じさせているので、走り方に不自然さが現れます。今後は、この捻れの状態と、走り方の変化を追っていく事で施術の経過をみていく事になります。
頭部の圧迫が歯の成長に何らかの影響を与えていた可能性のあるこの事例は、歯だけの問題ではなく、頭部の圧迫が成長に及ぼす影響と、マス目の歪みを整える事による可能性を更に深く掘り下げる必要がある事を認識しました。

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