初回後 集団行動中に一人で抜け出してしまうことがなくなった
2回後 イライラが減り、キレる回数減った(本人いわく「我慢が出きる」) 
6回後 全身の異常緊張が減少、集団行動での問題がなくなった

施術感想
 頭のいびつさのせいなのか、立位での強い右肩上がり、全身の筋緊張が非常に強く、頭皮がガチガチで、全身張り詰めたような状態だったSくん。ただ普通に立てないがために生じている無意識レベルの緊張が情緒と自己コントロール力に影響している様子を目の当たりにした事例でした。
(斜頸だった。2歳からオステオパシーに3年通い、自閉傾向は軽減したが、筋緊張や運動能力、全身的な歪みの変化がなかった)

頭の形:右後凹み、左前右後ろから挟まれたような平行四辺形、頭頂前側凸

当時のブログ↓

〜発達障害、歪みと食生活〜
6歳男の子S君。発達障害(アスペルガー傾向)でのご相談。
オステオパシー療法で自閉症気味の部分や、言葉の問題は大きく改善されたそうですが、人との関わりに問題がある事、頭部の変形が大きいせいか骨格的な歪みも目立ち、身体中が非常にこっていて、疲れやすく、運動が苦手な部分を少しでも改善出来ないものかとの事でした。
初回、立位での歪みが明らかでしたが、施術後バランスが良くなったので、不要な筋緊張も減少するのではないかと思われました。次の調整まで2週間あったのですが、変化が様々にあり、次回施術を早めたいとのお電話を頂きました。
身体中のコリが減少したのは勿論の事でしたが、今までギクシャクと曲がりながら走ってたのが、真っ直ぐに走っている事に驚き、何とか運動会までに、もう一度受けさせたいとの事で、4日後には2回目の調整を行う事に。
2回目施術後、運動会当日の変化は驚く事ばかり。今までは大人がついていないと、どこかへ行ってしまったりする状態だったのに、今回そういった事が一切なく、何の問題もなく集団行動ができたとの事。かけっこでは何と一番に!
日常生活においても、癇癪の回数が減り、兄弟喧嘩が少なくなった。夜中頭中から、異常な寝汗をかいていたのがなくなった。
初回施術後の時点で、本人曰く、
「しちゃいけない事をする時の悪い子の時の心の色は黒。そうでない時は水色。わかっているけど自分でもどうしようもないんだ」
心の中をこんなに明確に表現された事は初めてで、お母さんは大変驚いたそうです。
発達障害には様々なタイプがありますが、この「自分ではどうにもならない」という部分を周囲が本当に理解出来たら、問題が問題でなくなります。
この理解の部分というのは、心や精神といった心理学的なものではなく、「構造的、肉体的にどうにもならないものがあるという事実がある」という事を、私達が本当に知る事です。
また、施術を受ける方皆さんには、必ず食生活を正常化する事に努めて頂いています。間違った食生活、便秘や胃腸障害の改善は脳の発達と情緒・精神の安定には大変重要なのです。
特に、多動、てんかんのお子さんの場合、食の改善だけで落ち着きが出る、発作の回数が減るなどの変化は著しく、必須事項です。
また、「正しいと思っている間違った食生活」の情報に振り回され、疲れ果てているお母さん方、自分自身が食を正す事に大変な葛藤、苦しさのあるお母さん方、様々ですが、それでも皆さん必死に努力され、少しずつ少しずつ、お子さんの変化と共に、親御さんも変化していきます。
知らず知らずのうちに溜め込んできた長年の食癖、中毒性のある砂糖や添加物から脱却するのは、個人差があります。
また、精神的ストレスがそういったハイリスクな「食品もどき」を求めるのも事実です。
しかし、親という立場にある以上、やらざるを得ないのです。
出来る出来ないの前に、やってみること。
子供の為に親として頑張る姿、親になろうとする姿こそが、メンタルな部分で子供達に変化をもたらすものであると確信しています。
その後S君、4回目施術時には特に問題がないとの事。
初回時の落ち着きのなさや、意味不明な言動も全くなく、非常にスムーズに施術が行われました。
今ではご飯と納豆、めかぶや味噌汁を好んで食べる和食党に。
お菓子は良くない事を理解し、妹にも食べさせない様に注意を促すなど、とても頼もしく、しっかりした本来のS君の姿に変化しました。
子供の内は変化が早く、食物の影響を大きく受けます。落ち着きのある健康な成長を望むなら、ご飯と味噌汁を中心に、まともな食生活で子供の将来を守りましょう。

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