ダウン症 1歳3ヶ月 一人座りの獲得
Rちゃん 1歳3ヶ月
施術開始から10ヶ月経過の前回施術後、一人座りが出来るようになりました。
施術開始前は首の右かしげがかなり大きく、仰向けで検査する時も、頭部を首の真上におけない状態でした。
これにより、背骨にもねじれる方向の力が働くため、肩甲骨、腕を思うように動かせない状態にありました。そのため、寝返りや手遊びなど、運動発達のスタートも出来ない日々が続いていました。
頭部の歪みを整えることで、徐々に捻れが小さくなっていき、これと並行して活発になる様子、運動量が増加していきました。
座らせてあげても頭が前方にずり落ちる状態でしたが、少しずつ首を立てていられるようになり、前回の施術後、自らの力で座る一人座りまで出来るようになりました。
これまでの経過はこちら↓
強度の右かしげ 発達停滞 ダウン症 頭の形 №131 4ヶ月 女
ダウン症に限らず、発達経過は、個人差がありますし、合併症や重症度にもよって違いが大きいですが、当初Rちゃんの頭と首、腕の捻れを思うと、1歳3ヶ月での一人座りは、予想外に早い獲得です。
Rちゃんに限らず、あのままの首の状態で、次のステップに進むのは相当困難なことです。
施術を開始した4ヶ月半頃は、ほぼ寝たきり状態だったことを思うと、ここ最近の赤ちゃんらしい笑い声、豊かな表情、片時もじっとしていない様子は正直信じられない変化です。
まだズリバイでの移動ですが、ほぼ自分の行きたい方向への移動もできます。
ご相談に来られるお子さんのほとんどが、施術開始以降、明らかに活発になります。立てない、歩けないお子さんの場合でも、ハイハイでの移動や日中の何気ない遊び、運動量の増加により、全身の筋肉も発達し、増々動き回るようになります。
首が座らない、寝返りが出来ない赤ちゃんの場合は、笑顔が増える、興味、関心のあるものが増え、目の動きが活発になる、手遊びにつながるような手の動きが増えるなどがあります。
どのお子さんも、今の自分に出来ることを精一杯しはじめます。
それを見るたびに「本当に動かしたい、動きたかったんだなぁ」と思わせられます。