腸内環境を改善する簡単な方法と基礎知識

座り姿勢の改善が出来た女子大生Kさんに提案した指導内容です。
「座り姿勢と腸内環境」

腸内細菌が減る原因は?

・食生活の乱れ(食事内容、食事時間)
・添加物摂取に対する危惧の低さ(食品添加物は食中毒を防ぐ上で必要なものです。しかし、複数の組み合わせが身体に及ぼす影響については、分かっていないことが多く、副作用のリスクが多い中、日本は添加物使用量世界一です。
・薬、抗生物質の乱用
・睡眠不足、ストレス、運動不足、喫煙、飲酒など様々にあります。

添加物=薬品です。薬品は腸内環境を不安定にします。加工品の常習による添加物定期摂取(市販の菓子、菓子パン、ファーストフードなど)は、薬同様にハイリスク物質です。

「老化=姿勢の崩れ」と「腸内環境」

腸内環境の悪化、細菌数の減少が続くと、姿勢を保つのが難しくなります。

腸内環境が悪くなると、いい意味でのお腹の張りや弾力が低下するため、座り姿勢でお腹が潰れてしまい、座位姿勢を適切に保てなくなるためです。

高齢になるほど、腸内細菌の減少、腸内環境の劣悪化は進みます。姿勢維持が困難になる=骨格的老化を早めます

姿勢というと、運動や筋肉が浮かびますが、実際は、食生活や睡眠、腸内環境など、複数の要因が骨格の健康と関わり合っています。

現在、高齢者と言われている世代の方々の幼少期は、ご飯と味噌汁が基本の普通の食生活でした。高齢になって姿勢が崩れることもある程度は、納得出来ますが、今の子供達の姿勢の乱れ、崩れ方は、尋常ではありません。

加工品の普及や発酵食品の減少など、食生活の変化から、すでに骨格的老化が加速しているのではないでしょうか?

腸内細菌を増やす方法はとても簡単!

腸内環境の健全化、健全維持は難しくありません。

ご飯、味噌汁、漬物(無添加発酵食品)を最低一日一回、毎日摂り続ける

発酵食品の中に腸内環境の改善をしてくれる菌が多く含まれます。腸内細菌のエサとなるものが、穀物(米、麦、芋や豆類)、腸内細菌の住みやすい腸内(きれいな環境)にするのが、食物繊維です。野菜、海藻などが腸の中をお掃除してくれます。

動物性食品(肉魚卵乳製品など)はなるべく朝、昼に食べ、夕方以降はご飯、うどん、芋類などの炭水化物を食べると胃腸全体が休まり、身体の回復が早くなります。

ヒトの身体は太陽の出ている日中は活動モードで、胃腸の消化機能が高く、陽の沈む夕方以降は身体を休める様に出来ているため、消化機能が低くなります。

おやつ、間食は
・梅干しおにぎりを持ち歩く(雑穀米や麦ご飯は尚良い)
・間食は焼き芋、無塩無油のナッツ、チーズ、ゆで卵など、栄養価も高く安全。

無添加調味料や、無添加、本物、発酵食品、野菜の農薬、食肉、魚類の汚染物質など細かく言ったらキリがないです。難しく考える必要はなく、一番カンタンにできそうなことから始めてみます。

とにかく一日三食のうち、一食はまともなものに変える。
「5割出来たら良し」位の感覚で長く続けることが大切です。

「食事を変える、以外と簡単だった」
→腸内環境と子供の落ち着きのなさ

すでにできている場合は、以下に気をつけると更に良いです。

微生物は薬品に弱い

コンビニや加工品、菓子パンなどのハイリスク「食品もどき」は極力避けます。
ジュースや缶コーヒー、炭酸飲料は極力摂らないようにします。

すでに中毒の場合、これらをやめることだけでも、大変なことなので、「出来る範囲で」同時平行で「まともなものを食べる」こと。

まともな食べ物は私達の心身を元気にしてくれる天然の薬です。
身体が良くなっていくと、「食品もどき」を欲する感じが少なくなっていきます。

何気なく飲んでる風邪薬や、エナジードリンク、微量が蓄積され続ける食品添加物など、戦後の日本社会は「薬」「薬物」に対するハードルが低くなっています。

農薬の使用で土壌の微生物が減少し続けていること、美味しくて、栄養価の高い作物がとれなくなっていることは多く知られています。

微生物は薬品に弱いのです。私達の腸内にいる微生物も同じです。

昨今のコロナ、ワクチン関連の問題で、「免疫」についての話題が多くなっていますが、免疫を根本から支えるのが、お腹の健康と、姿勢力の向上です。

今日、口にしたものが、未来の身体を作ります。
今の肉体は数ヶ月前に食べたもので出来ています。

「頭の形〜事故や打撲、食生活、薬が影響することも?」

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