「立てない、歩けない、背骨の曲がり」事例追加 1歳2ヶ月 Aくん
生まれた時から顔に左右差、明らかな腰の曲がり
ご相談内容
・なかなか立てない、歩けない
・背骨が曲がっているように感じる
・産まれた時から顔に左右差がある
(右目の方が小さい、右側だけえくぼがある)←徐々に気にならなくなった
上記により体が歪んでいるのかなと感じています。特に背骨の歪みが一番気になります」
初回施術前検査
立位(抱っこして背面から確認、お持ち頂いた動画からも確認)
腰椎部分が左横にズレているのが見た目でわかる状態
仰向け
やや右縮みのC字タイプ
頭の形
側頭部前側の凸が強い、頭頂部前側が張り付いたような圧迫、左後ろ側圧迫
一見、丸く膨らんでいるように見えるが、膨らみの偏りで両サイドが破裂しそうな印象
また、頭頂部前面部の圧迫により、額が縦に伸びず、瞼が開ききらない顔貌
他、
・つかまり立ち、つたい歩きまではできるが、手を離して移動は出来ない状態
・つかまり立ちの時も、腰が横にズレているような感じで立っている
・なぜかお座りしたがらず、つかまり立ちの時が多い
・頭が重いのか、よく頭から倒れてしまう
施術経過
初回施術後
「施術の後、ものすごい活発で、動き回って頭をぶつけてました」
「腰の曲がりが減ったように感じる」
2回目
初回施術前と比べて、腰椎のズレが半減、しかし、力むと横ズレする状態。
初回、2回目とも頭部調整のみ。
2回目の施術後
「つかまり立ちの時に手を離す時があるが、お腹で寄りかかってる感じ」
3回目
立位の検査では、右内踝の下がり、上半身がまだ垂直にならないので、上体を立てていられない様子。
この日は腰椎、仙骨、一部背骨の歪みも表面化してきて、背面部の施術9割
4回目施術後
「2、3歩だが一人で歩けるようになった、進んではしゃがみ、立ち上がる時も、何もつかまらずに自力で立てる」
「今のところ5歩が最大(笑)」
「腰の曲がりも良くなったと思う、見てもわからなくなりました」
5回目
見た目でわかる位にズレていた腰椎の歪みはほぼ消失。筋肉自体はまだ左右差が確認できるが、明らかに変化した。施術開始以降、お座りの時間も増えたとのこと。
お母さん
「こちらで施術をするようになってから、色んな面で変化があって、手をふってバイバイしたりなんかもそうなんですけど、普段の様子も変わったんです」
施術感想
歪みが頭部だけでなく、腰椎まで波及していたことから、今回、施術を行なっていなかったら、一人歩きはまだ、だいぶ先になっていたと思います。腰椎の曲がりの影響で、お座りしたがらなかったことと、安定したお座りがないと、精神的にも、不安感が強くなったり、歩けないことでの警戒心の強さなどが起きやすく、骨格の変化がこうした精神面に影響し、普段の様子の変化になったのではないかと思われます。発達がゆっくりめだったことを思うと、1歳5ヶ月での歩き出しは全体からすると急な進展です。施術の度に、瞼が開けやすくなるようで、目元が明るい顔つきに変わっていきました。毎回、汗だくになりながら大泣きでしたが、Aくん、頑張った甲斐がありました。
発達経過
首すわり6ヶ月、寝返り7ヶ月、ハイハイ10ヶ月、つかまり立ち11ヶ月、お座り12ヶ月2656g 36週
半数以上が、3〜5回の施術で歩行開始
「立てない、歩けない」ご相談で、肉体の成長に問題がないお子さんの場合、変化が見られる回数で最も多いのは
1、開始から3回〜5回目の間で何らかの変化が見られる(約7割)
2、1、2回で変化が見られる(約2割)
3、5回〜10回以上で変化が起きてくる(1割)
1、2から、マス目の歪みが原因となっている可能性の有無は3〜5回で判断しています。しかし、その影響の範囲や、変化・回復の限界値については解りません。
なお、肉体成長そのものが遅れている場合や、首座り、ハイハイなどの運動発達が遅れている場合などは、獲得できていないところからがスタートになりますので、回数、期間は多くなります。
*「変化」というのは、問題となっている事項だけでなく、施術開始前と比べて、日常の様々な様子の違い全てが対象です。
例えば、「調整前までは立てなかったのに、立てる様になった」という誰の目にも分かる明らかな変化だけでなく、
「機嫌が良くなり、活発さが出てきた」という様子の変化まで、広範囲を指します。
骨格細分化調整は医療行為ではないため病気の治療は行いません。より良く立てる身体作りを目的に行う骨格調整です。
骨格細分化調整で不快症状が改善する事があります。しかし「マス目の歪み」が原因の不快症状を「病気」と誤解されている場合に限ります。このような時「マス目の歪み」を整えることで、病気と思われていた不快症状の改善が期待できます。
例えば、立てない、歩けない、発達障害、脊柱側湾症、猫背、向き癖、斜頚、外反扁平足、内反足、尖足、斜視、頭蓋骨変形と思われていた症状が、病気ではなく「マス目の歪み」が原因となっている場合、改善が期待できることになります。
骨格細分化調整における検査は、病気の診断や、原因を特定するものではありません。「マス目の歪み」という独自の考えの元に、現状把握、調整箇所特定及び、全身バランスの変化観察の為に行われるものです。