定型発達 歪みが少ない
股関節形成不全と言われたが‥
股関節形成不全のご相談で来られたYちゃん9ヶ月。発達経過は良好で、特に気になることはなし。
順調に成長してたかと思いきや、病院で股関節形成不全と言われ、心配したお母さんからご連絡を頂きました。
マス目検査では、多少の歪みはありましたが、頭の形も特に問題なく、体も特に気になるところはありませんでした。
セカンドオピニオンでは、「微妙すぎて、なんとも言えない」ということで、その話の内容からは、結局、所見なしということでした。
赤ちゃんの場合、股関節自体がまだ未発達なので、病的な何かを判断するには、かなり明らかな状態がないと難しいようです。
発達経過、見た目ともに問題のない場合、マス目の歪みもほぼ問題ない
Yちゃん、特に問題なさそうなことがわかり何よりでした。
しかし、今回ほぼ問題のない赤ちゃんを見させて頂いたことで、やはり問題のない赤ちゃんの場合、頭部の形状や、動き、体つき、そしてマス目の歪みともに、気になるレベルにはないことを改めて感じました。
先月も、弟が生まれたからみて欲しいということで、11ヶ月の赤ちゃんの検査を行いましたが、このお子さんも発達は良好で、やはり、頭の形、全身バランス、マス目の状態、いずれも問題ありませんでした。
これまでも2ヶ月未満、新生児マス目検査や、定型発達のお子さんの検査などを行ってきましたが、やはりご相談に来られるお子さん達とは、身体の不自然さや、マス目状態に、明らかに違いがあります。
→「赤ちゃんの頭の形が、絶壁、いびつ、長い、成長への影響は?」
就学以降、歪みによる問題が生じてくる場合
ただし、その後の発達過程において、就学以降、これまでには見られなかったマス目の歪みが出てくることはあります。
姿形がご両親に似てくる遺伝的なものや、肉体発達に対してマス目の拡張が追いつかないことがあるためです。
この遺伝的要素の中に、生活習慣の遺伝というものがあります。
これは、食生活や、冷えに対する感覚、薬の使用度など、骨格ではなく、内臓全般の不調により、骨格の歪みが生じるものです。
姿形が似てくると、動きも似たものになりやすく、歩き方や、食事、座り姿勢など日常での身体の使い方の結果、ご両親と同じような不調が起きてくることもよく聞かれることです。
生活習慣の遺伝は、良い生活習慣のご家庭の場合、同じような歪みがあってもその影響を小さくすることになります。
もともとの歪みがそれほどではなくても、親の世代の生活習慣によっては、内臓疲労から子供の世代では、歪みが大きくなることもあります。