運動発達停滞 頭部の歪みと全身への影響 9ヶ月Mくんその後

運動発達停滞のご相談、Mくんその後の経過です。
前回記事→「お座りが不安定、腰がグニャグニャしている 9ヶ月 Mくん」

急激な変化で入院不要に

3回目施術後
「お座りで前にぐにゃっと倒れなくなりました。おもちゃを持って遊ぶこともできて安定して座れるようになりました」
「伝い歩きもできるようになって、部屋の中を伝い歩きで移動します。」
「喃語が増えて、ママ、パパも」

その他、まだハイハイは出来ませんが、時々高バイポーズをする。自分からのお座りはまだ出来ないが、つかまり立ちからなら、腰を下げて自力でお座りする(ストンと落ちるような感じで脚関節の支えは弱い)

「あまりの急激な変化に病院の先生方もとても驚いていて、予定していたリハビリ入院はしなくてよくなりました。リハビリの回数自体も減らすことになりました」

頭と首の位置関係が全身に影響

施術前に比べて、首と頭部の位置関係がよくなったことで、冒頭の様々な変化が起きているものと思われます。

しかし、本来の首座りから考えると、まだ、50パーセント位の状態です。そのため、上半身を起こした座位姿勢では、頭部が前方にずり落ちる状態にあります。→「首が座らない、2つのタイプ」

首座り

頭がうまく乗らないことで、首から下の背骨全体への影響として、丸まった腰、不安定な背骨となります。(中央60%の「お座りが出来ているように見えるが、胴体は立っていない」)

まだハイハイが出来ないことと、寝起きの強烈な反り返りも頭部の歪みの影響からのものと思われます。→「「ハイハイしない、ずり這いしない」頭の形との関係は?」

頭部の歪みと不良姿勢

手足の冷たい赤ちゃん

Mくん、元々バワーのあるお子さんなだけに、首の不安定さによる肩首の通りの悪さで、頭にばかり血が集まってしまい、手足が異常に冷たくなります。ご相談に来られる赤ちゃんに多く見られます。

過去にもチアノーゼが見られていたとのことですが、最近は見られていないとのこと。

初回、白紫のような顔色が気になっていましたが、施術後は毎回、顔色がとてもよくなります。

締め付けられた頭部が緩み、首肩を中心に全身の血行が良くなるためですが、施術中は毎回大泣きです。今回も大泣きの中、頭部〜首、背骨の施術を行いました。

そして帰りはニコニコ顔、かわいいお手てを差し出してくれて、笑顔で握手、バイバイしました。


・当方で行う「骨格細分化調整」は医療行為ではないため、病気の治療を目的としたものではありません。「より良く立てる身体作り」を目的に行う骨格調整です。
・マス目の歪みを調整することによる、不必要な筋緊張の減少、それに伴う身体変化が期待されるものです。
・結果には個人差があります。全ての方が同じように変化するわけではありません。

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