赤ちゃん頭の形「生まれた時は丸かったのに、だんだん形が変わってきた」

頭の形 向き癖 頭を傾げている

「生まれた時は丸かったのに、だんだん形が変わってきた」

という赤ちゃんのご相談に、
「強い向き癖や、明らかな頭の傾げがあった」ということが多くあります。

「はじめ向き癖だったけど、なくなっていった」
「産まれてしばらくは頭を傾げてた。そのうちなくなってた」
「向き癖が良くなってきたと思ってたけど、だんだん顔面が歪んできた」
「向き癖がなくなってきたけど、頭の形が変わっていった」

首座り前の段階で、多くに方が同じような体験をしています。

頭の形だけでなく、
「一人歩きが出来ない」
「発達が遅れている」
「首座りが不安定、お座り出来ない」
「赤ちゃんなのに身体が固く緊張している」
「激しい癇癪、多動」
など、ご相談内容はそれぞれ違います。

「向き癖、頭の傾げ」自然に治るは本当か?

中心軸整体では、
当初あった向き癖や傾げというのは自然消滅するものではなく、身体のどこかに押し込まれるように移動、分散し、内包されていく
と考えています。

下のイラストは、お座りしている赤ちゃんの後ろ姿です。

歪みの移動、分散
イメージ

左:例えば、はじめ頭部が左を向くマス目の歪みがあったとします。

中央:そのままでは、前を見て顔を正面におけないので、首に歪みを移動、分散させます。

右:首においておくことに不都合がある、さらに移動させる方が、成長する上で有利となった場合や重力の影響から、歪みをさらに下へ、腰に移動、分散させます。

内包された歪みは、捻れとして、筋骨格に影響していきます。

歪みの違いと立ちやすさ

見た目でわかる位に捻れている赤ちゃんもいれば、
見た目ではわからない赤ちゃんもいます。後者の場合、歪みそのものが小さい場合と、骨格本来の位置に身体をおける、動かせるかを検査してみると、違いがわかります。

多くは、首〜上部胸椎付近に歪みが留まり、正面を向いたままの顔と首とが一直線上におけない様子が見られます。

歪み捻れる赤ちゃん
イメージ

多くの方は、ずり這い、ハイハイ、立っち、あんよ、と運動発達とともに、マス目の歪みが首から下に分散されながら、直立二足歩行を獲得し、定型発達、大多数、一般人、普通と言われる成長を遂げていきます。

歪みの量と成長、姿勢の違い

歪みは移動、分散する

マス目の歪みを、移動、分散させることで、直立二足歩行の獲得へと進めますが、分散、蓄積された歪みの大きさによって、脊柱側弯症や骨盤、脚の捻れ、全身拘束の元となりながら、それぞれを形作っていきます。

しかし、中には首から下に歪みが移動、分散されず、頭部に留まってしまう赤ちゃんもいます。

この場合、はじめは特に気にならなかった頭の形に、不自然な凹凸が見られるようになったり、顔面の左右差が目立ってくるなどが起きてくることがあります。
→「頭の形が歪んでいる」に関する事例

まだ立つことの出来ないグニャグニャな赤ちゃん頭部に、こうした行き場のない歪みの滞りが起きると、本来ならば、丸く全方向に膨らむはずの頭部の成長に、偏った圧力が生じます。

偏りは捻れとして、頭部を締め付け強い不快感となります。

また、頭の膨らみ、成長に必要な「マス目の拡張」を妨げ、成長全体の遅れ、停滞が起きてくるものと考えています。

まん丸頭じゃなくても、頭の形が成長を妨げないものであれば大丈夫

誤解のないようお伝えしますが、
向き癖や頭の傾げがあるからといって、必ず問題が起こるということではありません。
また、まん丸頭じゃなくても、頭の形が成長を妨げないものであれば問題ありません。

大なり小なり、歪みは誰にでもあるものです。
無事に発達しながら立位を獲得し、自由に歩けるようであれば、特に施術の必要ありません。

形は大切ですが、それだけに囚われるものではなく、
その形の中でも無理なく動かすことのできる身体環境を作って上げることが重要です。

しかし、まだ立ち歩く前の段階でマス目の歪みの影響により、立位、歩行の獲得が困難になっている場合は、施術の必要があります。

マス目の歪みという歪みの見方は、現代科学ではまだ認められてはいませんが、知ってる人が少ないだけで、実在するものです。

 そしてこの「マス目」の存在は、重力下でヒトが成長し、立ち歩く事にとても大きな影響を与える存在です。

赤ちゃんの発達に心配事がある、発達障害のお子さんで運動機能が低く、赤ちゃんの頃、向き癖、反り返りが強かった、明らかに頭の形がおかしいなど、心当たりがありましたら、ぜひ一度施術をご検討下さい。

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