寝返りしない 頭の形 ダウン症 6ヶ月

首座りまでで、寝返りしない、いつも右向きになる 

ご相談内容
・横向きやうつ伏せなど、体勢を変えるなどしているが、まだ寝返りもしない
・絶壁がとても気になる

初回検査
・頭部右向き、右横ズレ、下顎も右横にズレている
「頭を色んな方向に動かせるが、気がつくといつも右向きになってる」

・手脚の発育状態は普通だが、泣き声が弱い

頭の形
・右後ろ圧迫、左後ろ凸だが、後頭部全体に膨らみが少ない
・横から見た時に、頭頂の後ろ側から額側へ急斜面上に低い
・正面からは額横の張り出しが目立つ
・後ろ側が膨らめなかった分が、横に張り出したかのような状態

施術経過〜寝返りからお座りまで獲得

2回後 施術後、頭部右横ズレが中央に変化する様子がみられ、その後、「右に寝返り出来るようになった」
4回目までの間、「寝返り上達、まだ移動にはならない、その場でくるくる回ってる」
5回後 「少しだけだが、前に進める」
*急斜面状だった額側に、膨らみ、丸みが出てきた
6回後 「左ひざは付けられるが、右脚は高這い状でのハイハイを始めた」
7回後 「まだ右脚は高這い気味ではあるが、ハイハイ上達し、家中どこへでも移動」
9回後(一歳)「まだ一人でお座り出来ない、両手で支えないと前に倒れてしまう」「おもちゃで遊ぶ時は仰向け」
11回後 「お座り良くなってきた」
12回後 「お座りで両手におもちゃを持って遊んでいられる」


歪みの変化とともに運動発達が進む

頭部変形は明らかでしたが、手脚の肉付きもよく、施術の度に泣き声が力強くなっていったHちゃん。

うつ伏せで頭を持ち上げることまでは出来ていましたが、頭と首の捻れの影響で、それ以上の運動発達が難しい状態でした。2回の施術で、頭の横ずれが変化した途端に寝返りが始まったので、Hちゃん、この日を待ち望んでいたことと思いました。

頭の形 膨らみながら変化
イメージ

その後も、仰向けでは、頭部右かしげや、左半顔の下がりなど、中央に収まりきらない歪みの様子が続きましたが、その都度、片足高這いや、倒れ込みながらもお座りを獲得しようとしている懸命な様子が伺えました。


一般的に、ダウン症の場合、成長がゆっくりめと言われていますが、個人差も大きく、今回のHちゃんは比較的スムーズな発達です。

しかし、当初の頭の横ズレや傾げ、弱い泣き声のままでいた場合、発達経過は今よりもゆっくりだったかも知れません。こればかりは、同一人物、同条件での比較が出来ないので、たらればの話しになってしまいますが、これまでの事例から、首座りやズリバイまでの経過が思わしくない赤ちゃんの場合、どうしても必要以上に長い時間を寝たきりで過ごさざるをえないことが、その後の全身の発達、強化の機会を逃していることが多々あるように思います。

立ち歩くまでの発達は、その後の人生への影響が強く、特に、首座りの思わしくない赤ちゃんほど、その後への影響が多大です。

また、過去の事例では、首座りが曖昧な状態で、寝たきりのままでいることへの焦りから、まだお座りの段階にないのに、固定式のお座り椅子に座らせるなどで、歪みが複雑になっていた赤ちゃんもいました。また、ヘルメット治療も行っていた為、まだ自力で頭を支えられないところに、ヘルメットの重さも加わり、首の歪みが生じた可能性を否定できない状態でした。

発達の遅れでお悩みの赤ちゃん、立てない、歩けないお子さん、(7歳まで歩けなかったお子さんの歩行獲得事例もあります)一度、歪みの可能性も含めて、ご相談頂けたらと思っています。

伝い歩きまで、一人で歩けない。知的問題はないが、嘔吐、絶食繰り返し、自傷行為 7歳 男 №27

ダウン症、運動・知能共遅れ、一人で立ち上がれない、立っていられない、(片手介助で5m位は可)身体が右に傾く、食が細く身体も小さい(きざみ食、5歳児位)、低緊張、左耳難聴 10歳9ヶ月 男 №83

お座りできるまで
歪みとお座り イメージ

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