子供姿勢 真っ直ぐ立っていられない

歪みで「真っ直ぐ立っていられない」

前回記事で10歳、Hくんの外見上の歪みの変化を見てみました。
走り方がおかしい 内股 外反扁平足

今回は「マス目の歪み」の観点からHくんの状態を見てみます。

固めても真っ直ぐ立てない歪み
*写真にある垂直ライン上から外れるほど、身体に負担の大きい状態になります。

それぞれの写真の右横にあるイラストは、マス目の歪みと外見上のイメージです。(あくまでイメージですので、実際のマス目の歪み、外見上の歪みとは異なります)

左:初回施術前
「気をつけ」をしても身体を真っ直ぐにして立てていません。マス目の歪みが多いため、身体を固めて真っ直ぐにしたくても外見上も歪みが現れる状態です。

右:3回施術後
「気をつけ」で身体を真っ直ぐにして立っていられます。マス目の歪みの減少により、身体を固めても外見上への影響は現れない状態になっています。

Hくん、施術開始前は「全身を固めても真っ直ぐに立つことが出来ない身体の状態」にあったことがわかります。

「気をつけ」なし、自然体で立つと・・

次に、「気をつけ」なしで、普通に立ってもらい、自然体の立位を見てみます。

自然体 歪み締め付けなし
イメージ

左写真:身体を固める必要がない時は、足の着地が左右でかなり違うことがわかります。
右イラスト:足の着地は違いますが、マス目状態の全身的なイメージです。外見上の不均等はあるけれど、マス目の締め付けのない状態です。

自然体で普通に立つと、骨盤から下が捻れた状態にあることがわかります。こうした全身状態となるマス目の歪みが内在していると考えます。

この状態だけを見ると、骨盤や股関節を施術部位にしたくなりますが、マス目検査では、頭部の歪みが施術対象箇所として多く現れました。

押し固めた歪みは動きに制限をかける

冒頭「気をつけ」にある二体のマス目人間、色の濃い部分は捻れ、押し込まれたマス目の凝縮イメージです。

この凝縮により、身体の不自然な硬さや強張り、動きの制限が起きることがあります。また、グニャグニャしていて、ストンとした子供らしい、柔らかな垂直立位が出来ないお子さんも、根底は同じです。

歪みによる捻れを、締め付け固め続けている状態は、ひどい肩こりのような不快感となるため、外見上の姿、形が気にならない子供のうちは、身体を固めずにグニャグニャしていることが多いです。

頭部中心と姿勢の関係
頭部中心と姿勢の関係

就学以降、良くも悪くも身体を固めておくようになってくると、歪みの内包が強くなります。

就学前の幼児期なのに、異様に身体が固い、ぎこちない、動きに制限のかかるようなこわばりがあるなどの場合、そこまでしないと立っていられない、頭、上半身を起こしての活動が維持出来ない位の身体の状態があると考えます。

この原因の多くに、マス目の歪みがあります。

私達の肉体には、骨や筋肉、皮膚のように、肉体を構成する要素の一つに「マス目」という存在があります。そしてこの「マス目」の存在は、重力下でヒトが成長し、立ち歩く事にとても大きな影響を与える存在です。

→「脊柱側弯症、姿勢の悪さが異常」に関する事例はこちら

次回は、マス目の歪みが、姿勢や動きにどのような影響を与えていくのかを見ていきます。


*この記事は、リライト記事です。
同じような悩みを抱えている方に、少しでも知って頂けたらと思い、再アップしています。

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