施術前後 歩行の変化
動きがギクシャク、子供の筋肉の硬さ

左:施術前 上半身が右に横ずれする
右:施術後 右横ずれはほぼなくなる
右脚着地の時の比較写真ですが、実際は骨盤全体に大きな捻れがあり、左股関節〜腰椎の伸展緊張が高い状態でした。左脚が上がるのに、左腰ごと上がってしまうため、右上半身は押し出されるような動きとなっています。
施術後は、全身的な捻れの減少に伴い、左腰の持ち上がりと、上半身のブレがかなり小さくなりました。
身体の歪み、捻れから起きる筋肉の硬さ
サッカー少年、Tくん。連れて来られたお母さんが、
「他のお子さんの中で見ていると、どうしても動きに無理があるような感じがするのと、身体なのか筋肉なのか、硬すぎるような気がするんです」
動きのアンバランスが強くなるのを避けたいことと、身体の硬さで怪我のリスクが高まることが心配とのことでした。
日常生活に特に問題があるわけではないのですが、大好きなサッカーをより良い状態で続けさせてあげたいとのこと。
Tくんの身体の硬さというのは、背骨や股関節の可動域のことではなく、張り詰めたようにパンパンに張った皮膚のことです。捻れにより、骨格が引っ張られ、皮膚、筋肉に余裕がない状態になるので、動き全体が硬い感じにみえることがあります。
施術箇所:頭部、骨盤
施術後はふんわり空気が入ったような筋肉状態になっていました。
ふんわり、締め付けの減少が、歩きの変化となっています。
姿勢と歪み〜身体能力の向上
元々、骨格細分化調整が「より良く立てる身体作り」を目的として発展してきた整体法です。発達全般のご相談はもちろんですが、痛みや不調などの、表立った問題だけでなく「身体能力(運動能力)全般の向上」や、お子さんの「中心感覚を明確なものにしながら成長期を過ごさせたい」というクライアントも多数おられます。
小さいうちから施術を開始し、成長期に継続的に行う事は、身体的資質の向上には大変有効です。
身体的資質とは、下記1)2)の総合です。
1)「運動的資質」=動き、運動、身体感覚を意味します
(バランス感覚、重心感覚、中心感覚、軸感覚、構造的に正しい動き、洗練された動き等)
2)「肉体的資質」=物質としての肉体を意味します
(骨格、内臓、筋肉組織、神経系統、歪みの少ない肉体等)
どちらにも以下の資質があります。
先天的:両親・先祖からもらった、生まれながらの資質
後天的:生まれてから、作り上げた資質
後天的な部分は各自の生き方、トレーニングにより高めることが出来ます。
骨格細分化調整を行いながら成長していくというのは、先天的な部分を高めることを意味します。マス目の歪みを少なくしていくと、
2)の歪みの少ない肉体に向かい
1)の身体感覚の向上につながります。
多くの場合、先天的な部分をベースとして、その後の生活環境(食、運動、休養など)で個々の形、質が作り上げられていきます。
