停留精巣 2歳以降〜その1
停留精巣の自然下降
久しぶりに施術に来られたEくん、小学一年生。
Eくんは2、3歳の頃、施術に通われていたお子さんです。
今回は姿勢に関するご相談でしたが、お母さんから、
「報告が遅くなりましたが、実はこちらに通っていたころ、停留精巣で手術を検討していたんです。将来のことを考えて早めの手術を勧められてたんですけど、出来れば手術は避けたくて悩んでたんです。でもその後、自然に降りてきてたんです!こちらで施術に通っていたあとのことなので、きっと施術の効果です!」
発達のご相談 手術歴になぜか多い
これまでご相談に来られたお子さんの、半数近くに停留精巣の手術歴があり、当方での施術開始以前に、手術を済ませています。
ご相談に来られるお子さんは2歳〜5歳位の子が多いため、停留精巣がある場合、すでに手術を受けている年齢のためと思われます。
停留精巣は、先天的な異常の中でもっとも頻度の高いものだそうですが、100人中3人位と言われ、1歳の誕生日には100人に1人位になるそうです。
頻度の高い疾患とは言え、上記の数字から考えると、当方にご相談に来られる男子の停留精巣の割合は非常に高いことが分かります。
誕生時に停留精巣の状態があっても、6ヶ月頃までは自然に下降してくる可能性がありますが、1歳を越えるとその可能性は極めて低くなるそうです。
今回のEくんは、ごく稀のラッキーなお子さんだったのかも知れません。
しかし、皆さん、発達の遅れに関する様々なご相談で来られますが、停留精巣の多いことと、筋骨格の歪みと発達全体の関係性についてを改めて考えさせられました。
次回記事「停留精巣 2歳以降〜その2」では、
2歳当時のEくんの筋骨格状態と、同様のタイプのお子さんの特徴をみていきたいと思います。
当方で行うマス目の施術は、停留精巣の改善を目的とする施術ではありません。全身バランスの変化による様々な諸問題に変化、向上がみられるものです。
本記事は、停留精巣の手術を否定するものではなく、マス目の歪みと、発達の遅れ、こうした疾患との関係性、影響の有無について、実例からの推測を記したものです。
“停留精巣 2歳以降〜その1” に対して1件のコメントがあります。
コメントは受け付けていません。