つぶれたお腹と姿勢〜アレルギー、うつ
昨日の続き、姿勢指導についてです。
姿勢指導は、お子さんだけでなく、大人にも同様の指導をする事があります。
・おへそを正面に向ける事
・お腹をつぶさないようにしておくこと
たったこれだけの事でも、肩、腰、背中の緊張が緩和し、楽に座れる感じ、姿勢の安定感というものを感じられる方が多くいます。
しかし、お腹をつぶした姿勢で生きてきた期間が長すぎて、つぶれたお腹になってしまっている方の場合、「お腹をつぶさない」という事自体が、どういうことなのか、解らなくなってる方もいます。
つぶれたお腹の原因に、腸内環境や、内臓疲労からの影響も多々あり、アレルギー、うつ状態など、お腹=腸と姿勢の相互関係を実感します。
また、「背筋を伸ばす」「胸を張る」「腰を立てて」等、よく耳にする姿勢指導がありますが、その方の状態によっては、本来必要な背骨のS字カーブを崩し、身体に不自然な緊張を生じさせているケースがよくあります。また、座位では、身体が前傾し過ぎた前のめりな上半身の癖がついている方もいます。
身体が不自然に緊張すればするほど、お腹に力が入りにくくなります。
座り姿勢で身体を支えるためには、お腹の張り弾力が必要です。
胴体が不安定な中で、重たい頭をのせるというのは、肩、首に本来の仕事以外の過重労働を強いる事です。
デスクワークの大人はもちろん、子供たちも、この様な状態が、小中高と長時間の椅子生活で続くわけですから、肩こり、腰痛がなくなるはずがありません。
特にアレルギーのある方の場合、呼吸器のある胸郭、内臓のある腹部の安定、強化が重要です。
姿勢の間違いがわかる、間違った姿勢情報で身体を壊さないための、詳しい内容については、以下の書籍をご参照下さい。
構造的に正しい姿勢 構造的に正しい身体の使い方 理論編
構造的に正しい姿勢 構造的に正しい身体の使い方 実践編