成長と頭部の膨らみ
夏休みに入ると普段中々来れない遠方のお子さんの来訪が増え、
一日中、赤ちゃん、子供さんの施術が続く日も珍しくありません。
久しぶりに会うと、急に大きくなってたりするので、成長の力の凄さに驚きますが、実際、全てのお子さんがそうではありません。
中には、身長の伸びや身体が大きくなっていることに対して、
頭頂部の膨らみが追いついていない子もいます。
下はイメージイラストです。
左:頭頂部が順調に拡張している様子
右:頭頂部の拡張が停滞している様子
額から上、もしくは頭頂部だけが取り残されたように小さいままで、広がらないために、頭部を締め付けられているような状態になります。
このことが、情緒や集中力に影響していることがあります。
また、頭部の拡張不足は、呼吸と姿勢にも多大な影響を与えます。
幼少期に「マス目の拡張不足」で、お座りや独歩に遅れがあったお子さんでも、その多くは就学以降も、順調にマス目の拡張が進み、特に問題なく成長しています。
しかし、何らかの理由で、その後の頭部マス目拡張が伴わない子もいます。運動面や学習面での明らかな遅れや、どうも様子がおかしいなどの場合は、施術を再開します。
立ち歩くようになるまでの発達や、幼稚園などで特に問題のなかったお子さんでも、成長とともにマス目の拡張が停滞している場合、同様のことが起きていることが考えられます。
成長と共に歩き方がおかしくなってきた、全身の筋肉が異常に硬い、運動面でのぎこちなさ、動き全体が何か不自然、など気になることがある場合、早めにご相談下さい。
下記も合わせてご覧下さい。
マス目の歪みから見た
側湾症、異常なコリ緊張、反り背、反り腰、反張膝、姿勢が異常に悪い、顎のズレ、噛み合わせの見解。