人間は「自分の微生物が食べたもの」で出来ている

人間は「96%が微生物」「4%が人間」で出来ている
・人間の細胞37兆個
・人間と共生する微生物の細胞500~1000兆個
(腸内細菌、皮膚常在菌等、全身に微生物は存在)
・人間の細胞数は、微生物の細胞数の約4%

人間は微生物の集まり

28人クラスで例えると 微生物27人:人間1人
完全除菌すると人間は生存不可能

●皮膚のバリア:微生物がつくる「第二の皮膚」は、皮膚細胞による防御を強化して人体内部を二重に守っている。

●汗の匂う原因:アポクリン腺から出る汗は無臭。皮膚の微生物は汗を分解する。しかし、石鹸と脱臭剤は「アンモニア酸化細菌」を殺すので「コリネバクテリウム」が増え、汗が嫌な匂いを発するようになる。

●人間は「自分の微生物が食べたもの」で出来ている:摂取カロリーは、どれだけ食べるかでなく、腸内細菌がどれだけ分解し、腸が吸収するかによって決まる。栄養学は物事の一面しかとらえていない。

●感染症と免疫:共生している微生物は、人体の免疫システムと緊密に連携し、人に危害をもたらす可能性がある感染症から人間を守っている。

遺伝子解読は完了しかし病気の原因は解明されず

2003年に遺伝子の全配列は解明されたが医療に役立つことはなかった。世界中の 科学ジャーナリストは失望を口にした。病気の原因が明らかになるようなことはなく、いくつかの遺伝疾患について治療法が改善された。

「ヒトゲノムが与えてくれるのは、わずかな情報にすぎない。体内の微生物が病気に対する人体の反応に影響を与えていることが判明したからには、今後われわれはこの分野についてさらに研究を進めなくてはいけない」
インペリアル・カレッジ ジェレミー・ニコルソン教授 (生化学)

「あなたの体は9割が細菌」より


昨今のコロナ感染症から、過剰な手の消毒やマスクのリスク、ワクチンの危険性などについて、お母様方から「このまま続けて大丈夫なんでしょうか?」とご質問を頂きます。

情報が錯綜する中で、何が正しいのかなどということを、公言できるものではありませんが、病気やウィルス、そもそものヒトの身体について、知っておく必要があるものについて、その都度お話しています。

上記も、その中の一つです。
健康を考える上での判断材料にして頂ければ幸いです。

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