子供の頃の頭部打撃が大人になっても精神面に影響していた事例

中心軸整体では、発達に問題の起きている子供さんの施術で、頭部の歪みをみることが多いのですが、今回記載するKさんのように、過去に受けた頭部の衝撃による歪みが施術対象になる大人の方もいます。

40代男性、Kさん。
Kさんの奥様が施術を依頼されました。
Kさん自身は、腰痛と背中の張りが気になるとのことでしたが、施術の必要性は感じていないご様子でした。

元々は、Kさんご夫婦のお子さんの発達遅延に関するご相談でお見えになりました。
「発達障害」等に関する事例ページ
「発達状態発達全体に遅く、中程度知的障害 4歳 女 №57」

マス目の歪みの影響が大きかったのか、劇的に改善され、それを見ていた奥様が「夫にも必要かも」と思われたそうです。Kさん自身は自覚はないそうですが、メンタル面でのアップダウン、気の短さ、キレやすさからか、運転時の荒ぶり方など、以前から気になっていた様々なことに関して、子供の情緒が変化していく様子から、「もしかして歪みの影響とかあるのでは?」と思うようになったそうです。

Kさん、長時間のPC作業、全身的にも身体中ガチガチ状態でしたので、肉体的ストレスだけでも、十分メンタルの不調が起きても不思議はない様子でした。また、座り姿勢からも腰痛、背中の張りが回避できない余裕のない肉体環境です。

初回、2回目の施術は腰椎、骨盤などの至ってノーマルな施術内容でした。Kさんも、仕事中の腰痛が気にならなくなったと喜んでいました。

そして、三回目の施術で、初めて頭部の歪みが出てきました。

大人の施術で頭部の歪みが出てくることは少なく、頭や顔面を直接打ったことのある方や、歯列矯正、小顔矯正など、特別な衝撃が入った方に見られます。

この頭部施術の後に、奥様からご報告があり「半信半疑だったけど、主人、間違いなく穏やかになったんです。運転中の暴言がない(笑)前だったらブチキレだったとこなのに、怒ってないんで、逆にどうしたのって思ってしまって(笑)ほんとにキレにくくなったし、とにかく違うんでビックリしてます」

お申込みの際、質問事項に打撲歴を記入していただくのですが、頭部の直接打撃がある方の中には、そのこと自体を忘れていて、施術中に思い出すことがあります。Kさんも施術を受けたあとに、子供のころ、頭を打ったことを話されました。

大人になってからだと自覚があるので、不調の原因として参考にしやすいのですが、子供の場合、不快感が気分の不安定さにつながる認識がないため、痛みがなくなると打撲のことは忘れてしまいます。

しかし、頭部の打撃により生じた歪みが姿勢に影響することは多々あり、
「不必要な緊張を強いないと立てない身体の状態に向かっていること」
がわからないまま、イライラ、不快感から情緒面に影響していることがあります。

歪み 捻じれ
全身に広がる歪みイメージ

最近は頭部外傷のリスクが知られるようになり、ヘルメット着用の児童をみることが増えましたが、捻挫や、頭部、顔面の直接打撃以来、様子がおかしい、気になる様子がある場合、一度ご相談下さい。

*Kさんの場合は、三回目で頭部の直接打撃の歪みが表面化してきましたが、何回目で施術可能な状態に表面化してくるのかは個々に違います。

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