歯軋り、車酔い 4歳 Tちゃん

ご相談内容
就寝時の歯軋り(一年前から)
車酔いがひどく、5分もたない
他、座っている時に脚を組むのが気になる

これまで発達上の問題は特になし

頭の形:全体によく膨らんでいるが、後頭部若干左右差程度

頭部がズレることで首肩が緩まない

立位状態
・頭部左横ずれ、左傾げ
・顔の中心は合っているが、後頭部は傾きがあり、左肩が上がりやすい状態
・X脚、反跳膝まではいかないが、膝のそりが強い。関節をロックし固めることで立位を維持している様子

仰臥位
首〜肩周りの緊張が仰向けでも緩まず、縮んで詰まったような状態

お父さん「肩が上がりやすいというか、癖なのかと思ってました」

施術内容
頭部


3、4歳くらいの時は、生理的「X脚」になりますので、X脚自体は問題ありませんが、歪みの影響で、関節負担の強い立ち方「関節ロック状態」になるお子さんもいます。生理的O脚、X脚と、頭部の歪みの関係についてはこちらを参照下さい。→「赤ちゃんのO脚 頭の歪みとの関係

施術後の変化

施術後
左傾げとx脚の減少、脚の関節をロックせず立てるので、全体にリラックスした立ち姿に変化

一週間後、施術に通われているお母様から、施術後のご報告を頂きました
・歯軋り 数日なかった。昨日あったが、カリッと小さな音が聞こえただけで、9割減
・車酔い 施術以降ない

お母さん「10分位の距離でももたなかったので、助かりました」

原因は?

Tちゃん、発達経過も良好で、特に問題なく成長中のお子さんです。

幼児の歯ぎしりの原因のほとんどが、
・歯の生え変わりに伴う違和感、
・下顎が成長することに対応するため、就寝時に噛み合わせの調整
として起きているそうです。

また、ストレスなどで歯ぎしりが起きる場合もあるそうですが、Tちゃんの場合は、肉体の成長と、頭部にあるマス目の拡張の不一致により、首〜肩周りが捻り締め付けられたような筋肉状態になり、起きていたもののようです。

マス目は、筋骨格の成長と共に、一定量の広がりをすると考えています。

そのため、成長期のお子さんの場合、何かの要因で筋骨格の成長に対して、マス目の広がりが追いつかないと、動きに制限がかかることがあります。

歪みの量と成長、姿勢の違い

先日の記事「シーバー病、踵骨骨端症」8歳 Uくんの場合も、肉体の成長に対して、マス目の拡張が追いつかないことで起きている事例です。彼の場合は、仙骨や腰椎、足首周辺のマス目に歪みがありました。

肉体の成長とマス目の拡張の不一致とは

1、「拡張そのものが追いつかない」ものと、

2、「歪みによりねじれることで、引き攣れたような状態となり、筋骨格とマス目の不一致が生じるもの」とがあります。

1は、一人歩きまでの発達に問題のあるお子さんに多く、2は、定型発達で成長したお子さんで、第二次成長期にかけて身体が大きくなっていく過程で起きることが多いようです。

「肉体の成長に対して、マス目の拡張が追いつかない、不一致が生じる状態」というのは、例えると、火傷あとなど引き攣れ縮んだ皮膚が、伸縮性を失い動きが悪くなるのに似ています。

実際の皮膚そのものがひきつれてはいませんが、歪みにより生じた捻れが必要以上に皮膚や筋肉を短くしてしまう感じです。拡張不足の場合、一部分がつままれて広がらないため、圧迫されているような感じです。

幼児の場合、肉質が柔らかく、通常、大人のような凝り、固まりはほとんどみませんが、外見的には、押し詰まったような感じや、ぎこちない感じなど、日頃からご両親が不自然さとして感じていることが多いです。

姿勢の変化
類似資料:本人ではありません

・当方で行う「骨格細分化調整」は医療行為ではないため、病気の治療を目的としたものではありません。「より良く立てる身体作り」を目的に行う骨格調整です。
・マス目の歪みを調整することによる、不必要な筋緊張の減少、それに伴う身体変化が期待されるものです。
・結果には個人差があります。全ての方が同じように変化するわけではありません。

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