右脚が痛い 頭部の歪みの波及

右脚が痛い 全身の捻れと筋緊張

小学2年女子 Cちゃん

ご相談内容
ひと月ほど前から右脚の痛み、脚がだるい様子だったが、最近は片足を引きずるように歩く時もある。脚のせいか体も歪んでいるように見え心配。

お母さん
「筋肉が異常に硬いんです、運動のしすぎとかありますか?」

施術前立位
1、左上半身の後方捻れが大きく、ヘソが右向く
2、全身に筋緊張が高く、背中の反り過ぎで腰椎圧縮、狭すぎる
3、首の筋肉の左右差、頭部左かしげ
4、前重心、反背
5、歩行の観察では、着地時に右股関節が右横に押し出される様な動き。

施術経過 全身バランスの変化と共に痛みが減少

初回施術後、全身的な捻れが減少し、頭部傾げが見られなくなった。

片足引きずりはなくなり、しばらく痛みもなかったが、2週間後位から、再び脚の痛み。

2回目施術後、筋緊張がさらに緩和、おへそが正面を向く状態に変化。
時々、右脚が痛い時があったが、すぐにおさまる程度。

3回目施術後、当初の1〜4はほぼなく、5の歩行時の右股関節が横ずれする様子もなくなった。

その後、痛みはなくなった。

施術部位は、初回〜3回目、いずれも頭部の歪みが9割、他、仙骨、腰椎を1割。

→側湾症、異常なコリ緊張、反り背、反り腰、反張膝、姿勢が異常に悪い、顎のズレ、噛み合わせ

頭部の歪みの波及

Cちゃんの場合、右股関節そのものが問題なのではなく、頭部を起点としたマス目の歪みが、全身に波及していく中で1〜4の歪んだ状態が起き、その結果、5の歩きになっている様子でした。

頭部の歪みと不良姿勢

骨格の歪みにより、運動負担の大きくなりやすい状態にあったため、筋緊張が抜けにくかったことも要因の一つと考えられます。

Cちゃん、放課後はバレエに水泳、音楽と、ほとんど休みのないお子さんなので、身体も頭も休ませる時間が必要なことをお伝えしました。

身体だけでなく、頭の緊張は、身体の捻れ、痛みを強くします。

→頭の形と姿勢、発達障害についてもっと詳しく

子供は痛みや不快感を明確に認識できないので、不機嫌さや元気のない様子として表れます。

右脚を痛がる、引きずる、だるさを訴える同様の事例は多数あります。

いずれも全身的な捻れの影響と、筋肉の質が良く言えばしっかり、張り、弾力が強いのですが、それゆえに捻れを圧縮し、押し込むような状態になるため、関節が圧迫されたような状態になりやすいことが、痛みや不快感の原因になるようです。

→「身体の捻れと筋緊張」 事例追加 6歳

また、幼児の場合、歩きたがらない、疲れやすいのか頻繁に抱っこをせがむなどとして表れている場合もあります。

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