頭部の歪みと表情
「頭の歪みが表情に影響?」
頭部の歪みが、表情に影響していることがあります。
・表情に覇気がなく、
・うつろな目、半泣き顔、
・ボンヤリした様子で、よく宙を見てる
子供らしさ、活発に動く様子がなく、
おもちゃなどへの関心も低い場合が多い。
この他にも多いのが、
・額、顔の赤みが強くのぼせた様な感じ
・睨みつけているように見えてしまう瞼の重い目、
・イライラ不機嫌、怒りっぽい、異常な癇癪
前者が、身体のしんどさで力が入らないタイプだとしたら、
こちらは滞って流れない力が有り余ってストレスとなっているようなタイプ。
両者の違いは、マス目の歪み以外の様々な要素と、全身状態の違いですが、
どちらにしても、発達の遅れ、多動、コミュニケーションの問題など
ご相談に来られるお子さんの特徴として挙げられます。
表情や様子以外に、肉体的特徴などもありますが、
今回は表情について見てみます。
歪みのないマス目状態と歪んでいるマス目状態とは
まず、下の2つのイラストを見比べて下さい。
左は歪みのない通常のマス目状態とします。
横から見た時の中心線となる濃いラインがほぼ中央にあります。
右は歪みのあるマス目状態とします。
横から見た時の中心線となる濃いラインが前方にあります。
次に、中心線がこのように前方にずれた状態が、
どのような方向に影響するかを見てみます。
左:真横から 右:正面から
額、顔面に上方から圧迫、押し下げるような力がかかります。
「頭のお皿から捻れる?」
今度は、真上から見てみます。
上方の出っ張りは鼻、左右の出っ張りは耳です。
歪んでない場合、以下のように、中心線は真っ直ぐに中央に位置します。
次に、中心線が歪んだ状態の場合
上下にある内向きの矢印の方向や、
中央ラインの捻れ方等は、歪みの状態により様々ですが、
このように「頭頂部が回旋している歪みの状態」
というものがあります。
不自然な表情は捻れの影響かも!?
頭頂部の捻れの影響は、以下のような方向に影響を与えます。
(捻れの状態により、力のかかる方向は様々です)
例えば、
左:左横から力がかかり続けたり、
右:右半顔だけ、上方向からの力がかかり続けたり、
上記は、一例に過ぎませんが、
マス目のおかれた状態、マス目の歪みにより、
こうした力の方向が生じ、その影響が、
頭部そのものの締め付け感や、
顔面部への圧迫、引き攣れ、表情となる場合があります。
当然、不快感そのものも表情として表れます。
施術により、
「顔が変わった」
「表情豊かになった」
「笑顔が増えた」
というのは、この様なマス目状態の変化により、
肉体的な負担の減少と共に、
頭部、顔面の不自然な圧力などが軽減しているもの
と考えています。
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