癇癪 三角頭蓋 カチューシャ頭 2歳 Y君

癇癪もち うつ伏せ、横向き、丸まって寝ることが多い

ご相談内容
・癇癪がひどい
・新生児の頃から寝ぐずり(癇癪?)がひどく、横向きや団子虫のように丸まって寝ている
・ 寝そべって遊ぶことが多い
首座り、寝返り、ハイハイ、一人歩きは通常月齢、発語は1歳6ヶ月までにはみられましたが、2歳になっても1語のみ

立位検査
骨格的には特に気になるような歪みは見られない
しかし、喉周辺の皮膚の下がり方としわの様子から、皮膚、筋肉は下方に引き下げられ、頭も前下方向に引き下げられている軟部組織の状態。

頭の形:しっかりと膨らんでいるが、カチューシャのような凹みと、頭の前側が三角状に狭まっている。

その他、
・座位では、頭部が左横ズレする傾向にあり、歩行時にも同様の時がみられた。
・全身バランスとして、頭の大きさに対して「お腹」が小さい

また、癇癪に関するご相談の多くに、特異な寝相や、眠りが浅い、寝付きが悪いなどの共通項が多くあります。

三角頭蓋とカチューシャ頭 外見だけではわからないマス目の歪み

ご相談に来られるお子さんの多くに、この2つは特徴的に見られています。

三角頭蓋
医療機関で三角頭蓋と診断されていることもあれば、ご両親が気づいて連れてこられることもあります。このタイプは頭を上から見ると前方が狭く、後ろが広がり、後頭部は絶壁状なので、上から見た時に、頭の形自体が三角型にみえます。
しかし、頭部の膨らみがあり、形自体は丸いようでも、マス目の状態は前方の狭い三角状態のお子さんもいます。デコッパチと言われるようなおでこちゃんタイプのお子さんにも同様の状態が見られる場合もあります。

額左右圧迫 歪み
形は丸くてもマス目は三角頭蓋 イメージ

カチューシャ頭
女の子のヘアアクセサリーに、カチューシャという髪留めがあります。
カチューシャ頭というのは、まるでこのカチューシャで頭部を押さえつけてるかのような状態で、カチューシャ状に凹みが見られます。三角頭蓋と同時に起きている場合も多く、頭がよく膨らんでいるほど、逆にめり込みがはっきりと分かることも少なくありません。全体は膨らみたいのに、頭頂部中央前よりがキュッと締められている様子から、「落花生やひょうたんのような形」と形容されてこられる方もいます。

カチューシャ頭の場合、凹んだ部分にこうした形状のマス目の歪みがあるということはなく、全体的なマス目の歪みの減少と共に、全体のバランスが良くなりながら目立たなくなってくる経過を辿ります。

三角頭蓋 歪み
イメージ

→「赤ちゃんの頭の形が、絶壁、いびつ、長い、成長への影響は?」

歪みのレベル 施術内容

Yくんの場合、立位検査では、明らかに施術の必要のあるお子さんの特徴がありました。しかし、仰向けで検査をしていると、徐々に頭の形が変化していき、三角とカチューシャによる頭部の締め付けが減少していく様子が見られました。

マス目検査の結果、この日の施術は主に頭部の右側で、おおよその分類ですが、歪みのレベルに1〜5があるとしたら、以下のようになります。

1、首が座らない〜一人歩きまで出来ない
2、全身を弛緩させることで独歩獲得

(知的、肉体的にに何らかの問題あり)
3、筋緊張を強くし、全身を固めることで、なんとか独歩獲得

(外見上の左右差、側弯症など、筋骨格に何らかの負担を強いている状態、明らかな不良姿勢、姿勢由来の情緒問題によるいわゆる発達障害)
4、3より緊張や固める程度の低い身体で独歩獲得。一般、大多数がこれにあたる。
(定型発達、歪み以外の要因(不摂生、生活習慣など)の蓄積から、年齢とともに不調が現れてくる)
5、筋骨格の歪みがほぼない

(トップアスリート、スーパーモデルなど、肉体の完成度が非常に高い)

右脚の屈曲状態は施術中に半減していく様子が見られ、施術後は、喉周辺のしわも引き伸ばされ、頭を乗せやすい状態で立っていました。

Yくんの場合、3と4の間を行き来しているような段階です。


これらのことから考えられるY君の状態

Yくんが寝そべって遊ぶことが多いのは、立っていると頭に締め付けが起き、無意識に不快状態が起こるためと考えられます。また歪みによる、頭の乗せにくさ、立ちにくさも影響していると思われます。

だんご虫のように丸まって眠るというのは、お腹の膨らみが弱いため、大の字に広げたくても、引き戻される、伸ばしにくいお腹の状態と考えます。同様のタイプに、お腹の張り弾力の弱いお子さんはかなり多く見られます。また、うつ伏せ寝や、横寝しかしないなどの場合も、歪みの影響や、お腹の膨らみが弱いことで、就寝時、横隔膜運動がしやすい体勢が寝方に現れていることが多くあります。

静止立位での骨格状態では特に気になるような歪みは見られませんでしたが、実際は、骨格をおおう皮膚、筋肉の軟部組織には偏りがある状態なので、何気ない動きや座り姿勢などの時に頭部の横ずれが起きています。

Y君の場合、歪みのレベルと現在の発達に大きな問題のないことから、早急に施術が必要な状態ではありません。

しかし、歪み以外の要因が成長期にマス目の歪みとその影響を強くしていく可能性があるので、それらについてのご提案と、その後の経過を伺いながら、必要に応じて施術を行っていくこととしました。


頭部の歪みで頭の締め付けが強いと、呼吸が下腹までしっかりと降りにくくなります。施術で頭の緊張が和らぐと、お腹全体の動きが良くなるため、施術後、排便が促されやすくなることがよくあります。施術の帰り道は、必ず排便するため、あらかじめトイレの場所を心得ているお母さんもいます。

次の記事では、癇癪タイプのお子さんの肉体的特徴と、改善のために出来ることについてをお伝えします。
→「子供 癇癪 特徴と改善方法」

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