頭の形 変化の様子について
頭の形についてのご相談を多くいただきます。
数回でまん丸頭になるという整体もあるようですが、当方で行う施術は、そもそもが頭の形を丸くすること、変形という形をどうにかすることを目的とした方法ではありません。
マス目の歪みという観点からは、表面的な形だけに固執してしまうと、身体の中に歪みを押し込む状態となる可能性があると考えています。そのような負担を強いなくても機能の向上、快適性の向上は期待できることがわかっています。
安全性の観点からこのように考えておりますが、実際は、頭蓋骨が固くなると言われている8ヶ月以上のお子様でも、ほとんどの頭部変形に変化が見られています。
変化の様子ですが、変形しているものが急にまん丸になるということはありません。
圧迫されていた部位が膨らみながら、全体が少しずつ変化します。
圧迫されていた部分が膨らんでくると、実は同様に膨らみの足りなかった部分にも変化が起きてくるので、全体のいびつさが減少していきます。
斜頭のような左右差の大きい歪みの場合は、圧迫部位が他の部位と同じ位、一気に膨らむなどということありません。圧迫部位が膨らむことにより、頭部のバランスが変化するので、凸部分の印象が変わります。
頭部左後ろの左横出っ張りが、正面から見てもわかる位の頭部変形だったお子さんが、上記のような変化により、正面からは左後ろの出っ張りがわからなくなったことがあります。
単に形だけの変化ではなく、全体が動くので出っ張りの位置そのものが違ってくるということです。
圧迫部が膨らむことは多いのですが、凸部分は小さくなるというより、全体にならされるかのように移動しながら凸部分がなだらかになっていくような変化です。