赤ちゃんのO脚 頭の歪みとの関係
2回目施術後 頭部バランスの変化
先日「頭の形と動きの左右差」の記事でご紹介したAくん。
翌週、2回目の施術に来られました。
施術前検査では、首から背中にかけての筋骨格の変化が、ほぼ施術直後のまま維持されていました。
歪みが大きく複雑な場合、施術直後の変化自体が、見てわかる位になるまでに数回かかることもあります。Aくんの場合は、そういう意味ではあまり複雑でない方の歪みのようです。
今回、2回目の施術後は、頭部バランスの変化が見られました。
左後方圧迫という形はそのままですが、横広がりで頭部後ろ半分が短かったのが、後ろ半分が膨らむことで、長さが出て、その分横幅が狭まったような変化です。
赤ちゃん 脚の成長変化
前回、初回施術の後に、開きすぎた脚幅が狭くなる様子が見られたのですが、このことは、頭部の歪みによる身体への影響の減少を意味しています。
歩き始めの赤ちゃん〜1歳半ころまでの乳児は、ほとんどが、腿や脛が外巻きになる外旋状態の生理的「O脚」です。
よちよち歩きのO脚期を通過するのは普通のことなので、O脚自体は気にする必要は全くありません。
1歳半〜2歳頃から徐々に変化し、3、4歳辺りで、逆に腿や脛が内巻きになる内旋状態の生理的「X脚」になります。
頭部の歪みが、O脚やX脚に影響?
こうした変化の著しい時期に、頭部の歪みによる捻れが生じていると、上からねじり込まれるような、圧力がかかり続けます。
これにより、過剰なO脚だけでなく、3、4歳児に多いX脚の時期では、膝、足首にかかる負担から、外脛骨や内股X脚、転びやすさなどの問題となることがあります。
Aくんの頭部バランスの変化や、足幅の変化は、このような全身的な捻れの減少による中心軸の安定につながります。また、Aくんの場合は、外見上の歪みが主に首〜肩甲骨周辺に影響していますが、
頭部に留まり分散されない赤ちゃんの場合、
首座りや発達遅延、発達そのものへの影響が見られています。
→「立てない、歩けない」頭の形との関係は?
その他では、斜視や、斜頸、側湾症など、様々な形で、身体が捻れのおさめところを模索しながら成長していった形が、外見上の歪みや、不具合、不快感の原因となっていきます。
→「側湾症、異常なコリ緊張、反り背、反り腰、反張膝、姿勢が異常に悪い、顎のズレ、噛み合わせ」
→「斜視」頭の形との関係は?
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