ハイハイしない、お座りしない Hちゃん 1歳1ヶ月 「首座りの不安定、運動発達に波があり判断しにくい」

首座りの弱さ 肩、股関節の緊張(2022年4月記事)Hちゃん7ヶ月のその後です。

ハイハイ、お座りまでの施術経過

現在1歳1ヶ月

3回後 「うつ伏せで左右回旋できる、前進はまだ出来ない」
4回後 「ずり這いで前進し始める(右肘を曲げて左腕で押すような進み方)」

以降、施術中、頭が膨らむ方向に広がる様子が見られはじめる。また、こめかみの凹みも膨らみ始める。(施術中は凹みがかなりわからなくなり、施術後は時間が経つとまた凹んでくるを繰り返してたころ)

イメージ:本人ではありません

6回後 「腕の曲がり、動きの左右差はあるが、家中ずり這いで移動してる」
7回後 「縦抱きしやすくなってる」「ずり這いで脚も使えるようになった」
9回後 「つかまり立ちしようとしてる」「でも、ハイハイも後ろずさりもお座りもまだ」「首がかなり安定してきた」
10回後 「つかまり立ちしてる。脚はプルプル」

この頃になると、施術後の頭の膨らみは明らかになってきた。
12回目頃、つかまり立ちの脚が左脚内旋、X脚状でつっかえ棒のような状態。足指が不自然に緊張している。また、この頃はまだ「しゃがめない」「ハイハイしない」

しかし、頭部の中心位置がよくなってきており、後頭部の短縮も軽減してきた。

また、こめかみの凹みもほとんど見られなくなった。

15回後 「つかまり立ちからしゃがめるようになった」「いつも顎上がりで上から目線みたいな顔の角度だったのが、顎をひける時が出てきた」「つたい歩き2、3歩」
19回後 「2、3歩だが、移動し始めだけ、肘をつかずにハイハイできる」

→「ハイハイしない、ずり這いしない」頭の形との関係は?

左のX脚はかなりなくなる。当初の足指の緊張はなし。

また、この頃には、以下二点も見られなくなっていました。

・左目だけ強いまばたきになるような左半顔クシャっとなる時がある
・仰向けから体を起こすと、顔面が上下にくしゃっと短くなっていた

これまでも低緊張のお子さんで、仰向け時と、起き上がった時とで顔面の筋肉の支えが弱いのか、鼻が三段腹ならぬ二段鼻になる子もいました。お腹のお肉と同じで仰向けでは引き伸ばされてわからなくなりますが、縦に重力がかかる状態ではダブついたような状態になります。

Hちゃんの場合、頭部の締め付けと捻れの影響で、顔面の動きに左右差の生じることと、顔面の筋肉が適正な緊張を保てない状態があったものと思われます。

21回後 ハイハイでの移動、数分できるようになる。またお座りも自分でできるようになった。ただし、脚を前に出したお座りではなく、正座を崩したようなペチャンコ座りをしているとのこと。

施術継続中。

→「頭の形と姿勢、歪みについてもっと詳しく」


首座りと運動発達の進行

着実に出来る動きが増え、活動量も増加中ですが、全身的な捻れの影響がまだ大きいため、次のステップにいく度に左右の不均等が大きいことがわかります。

しかし、歪みが大きすぎて思う様に手足を動かせず、運動発達そのものが停滞していたことを思うと、まず動かせるようになったことが最も重要なことです。次にどんどん動かしていきながら、並行して施術を行うことで、左右の不均等をさらに減少させる方向に進んでいます。

また、全身的には、首座りの安定と、頭を正面における状態に身体が整ってきたことは、非常に重要な事柄です。

首座りの不安定さは、全身の土台の弱さとなる大きな要因です。また、顔を正面におけない場合、目で見る中心と肉体の感じる中心のズレが生じやすく、運動機能全般へのマイナス要因となります。

→「首が座らない」頭の形との関係は?

運動発達に波があり、判断がつきにくい

ご相談にこられるまでの間、発達が停滞してるように見える時や、大丈夫そうに見える時など、運動発達の波が続いていたそうです。「何かしてあげた方が良いのかな」と思ってると、ちょっとよくなってたり、でもまた出来なくなってたりといった感じで、前進してるのかどうなのか判断がつきにくい状況だったとのこと。

しかし、明らかな首座りの不安定さや、肩や股関節などの不自然な緊張などから、ご相談に来られました。

初回、7ヶ月の時点でまだ3、4ヶ月のような小さな赤ちゃんでしたので、グラグラな首座りといい、なるべく早く多くの施術を行う必要がありました。

1歳半位を目処に一人歩きの獲得と、知的面での成長が確認できるまでは多くの施術をした方が、以後の成長への影響が大きく違ってきます。

Hちゃん、毎回大泣きしながらも、週一で続けてきた甲斐あって、1歳1ヶ月の現段階では、発達が停滞することなく進むようになっています。


首座り不安定、縦抱きしにくい」早めのご相談を

発達経過は個人差があるものなので、必ず月齢通りに進まないといけないということではありません。

しかし、身体の不自然な緊張、明らかな左右差、動きにくそう、苦しそうな様子などがある、医療機関では首座り出来てると言われているけれど、グラグラと不安定で縦抱きしにくい場合は、ぜひ一度ご相談頂きたいと思います。

首座り

・当方で行う「骨格細分化調整」は医療行為ではないため、病気の治療を目的としたものではありません。「より良く立てる身体作り」を目的に行う骨格調整です。
・マス目の歪みを調整することによる、不必要な筋緊張の減少、それに伴う身体変化が期待されるものです。
・結果には個人差があります。全ての方が同じように変化するわけではありません。

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